GWに少しだけ会わない間でも子ども達は、びっくりするくらい成長していますね。4月は、どの子も環境が変わり変化の著しい時期ですから、一人一人の意外な一面が見られる瞬間が何度もありました。
ピカソクラスの5月一回目は、“がっつり図形”で正三角形で出来る正4面体を理解してから正8面体の展開図を考えることからスタート。展開図自体がまだおぼろげな3年生にとっては、やっていることを理解するまでが、大変でしたが、皆、一生懸命考え、他の子が次の活動にうつっても最後のひとつを考えだすまでやっている子もいました。全部で11種類あるのですが、全部出たクラスは、7クラスあるうち3クラス。他は、10種類で止まりましたが、立方体よりも正8面体のほうがずっと難しいので、よく考えたと思います。
その後、正五角形からなる正12面体を作成したのですが、立体と平面の回路がつながったせいか、4年生以上の子ども達は、すんなりとつくれていたので驚きです。苦戦した3年生も「正12面体をつくるなんて一生に1回やから(笑)」と励まし、なんとかつくることが出来ました。
アトリエ育ちの子は、図形好きの子が多いですが、一人一人違いますから、“こういうの見ただけで嫌”って言う子も当然います。(同じタイプの方はわかると思いますが、本当に見た瞬間、無理ッ!って思うのだそうですね。)そういう子の一人、Nちゃんも今回の活動は、嫌がっていたのですが、何日か前から「Nちゃんは、くわず嫌いなだけ。やったら必ず出来るよ。」といい続けていたら、苦手なりに気持ちは前向き。すると、自分が思っていたよりも楽しかったようで、正12面体も一番最初につくれて、いい顔をして帰ってゆきました。次の日、学校の体積を求める授業で、上記のような写真の問題を、右側の四角を左の四角に乗せれば1回で計算できるということを工夫し、先生からすごく褒められたそうで、とても喜んでいました。多分、この二日間で、“図形は苦手”“こういうのは嫌い”は彼女の中からなくなったと思います。大切なのは、何かができるようになったことではなく、好きなことが増えたこと。何かひとつ、大好きなこと、自信を持てることがあると、それが他の回路つなげてくれます。子ども時代にその回路をいっぱいつくってあげたいですね。来週は、親子、幼小、ピカソ共に絵画の活動をします。初めてアトリエで絵を描く子もいると思いますが楽しみにいらして下さい。
2013.5.(2) アトリエ講師 星野 由香
ピカソクラスの5月一回目は、“がっつり図形”で正三角形で出来る正4面体を理解してから正8面体の展開図を考えることからスタート。展開図自体がまだおぼろげな3年生にとっては、やっていることを理解するまでが、大変でしたが、皆、一生懸命考え、他の子が次の活動にうつっても最後のひとつを考えだすまでやっている子もいました。全部で11種類あるのですが、全部出たクラスは、7クラスあるうち3クラス。他は、10種類で止まりましたが、立方体よりも正8面体のほうがずっと難しいので、よく考えたと思います。
その後、正五角形からなる正12面体を作成したのですが、立体と平面の回路がつながったせいか、4年生以上の子ども達は、すんなりとつくれていたので驚きです。苦戦した3年生も「正12面体をつくるなんて一生に1回やから(笑)」と励まし、なんとかつくることが出来ました。
アトリエ育ちの子は、図形好きの子が多いですが、一人一人違いますから、“こういうの見ただけで嫌”って言う子も当然います。(同じタイプの方はわかると思いますが、本当に見た瞬間、無理ッ!って思うのだそうですね。)そういう子の一人、Nちゃんも今回の活動は、嫌がっていたのですが、何日か前から「Nちゃんは、くわず嫌いなだけ。やったら必ず出来るよ。」といい続けていたら、苦手なりに気持ちは前向き。すると、自分が思っていたよりも楽しかったようで、正12面体も一番最初につくれて、いい顔をして帰ってゆきました。次の日、学校の体積を求める授業で、上記のような写真の問題を、右側の四角を左の四角に乗せれば1回で計算できるということを工夫し、先生からすごく褒められたそうで、とても喜んでいました。多分、この二日間で、“図形は苦手”“こういうのは嫌い”は彼女の中からなくなったと思います。大切なのは、何かができるようになったことではなく、好きなことが増えたこと。何かひとつ、大好きなこと、自信を持てることがあると、それが他の回路つなげてくれます。子ども時代にその回路をいっぱいつくってあげたいですね。来週は、親子、幼小、ピカソ共に絵画の活動をします。初めてアトリエで絵を描く子もいると思いますが楽しみにいらして下さい。
2013.5.(2) アトリエ講師 星野 由香