前回の絵画は、親子クラスはメロンパンとフランスパン、幼小・ピカソは魚をモチーフにしました。お魚のことはよく知りませんが、モチーフとして選ぶなら秋のお魚は最適で身もはちきれそうな存在感のある魚が揃います。子どもや植物や虫が夏の太陽を浴びて秋に一気に成長するのと同じでしょうか。魚屋さんは絵を描く目的で選んでいるとは知りませんから、じっと魚を見つめ、写メを撮ってメールや電話でどの魚にするか私に相談している藤本先生はさぞかし怪しげな人に見えただろうなと思います。私も一度、立派なガシラをやっと選んで買った時、ご好意なのですがさばかれてしまった事がありました(笑)。あこう、あじ、さば、のどくろ、さごし、がしら、ひらめの中から4種類を子ども達に見せ、それぞれ描きたい魚を決め、お皿はピカソの子達に選んでもらいました。そういうことを任せることも絵を描く時のモチベーションにつながるようです。絵画は積木と共にアトリエの柱となる活動ですが、その中でも生き物がもつ力は子どもに与える影響が大きく、モチーフを見せてからすぐ、子ども達の“はやく描きたい!”という気持ちがバンバン伝わってきました。とりわけ魚好きの子ども達の勢いは止まらず、前回の野菜を描いた時と同じ子が描いたとは思えないような絵が仕上がり、気持ちが違うとここまで違うものなのだと感じさせられました。“好き”だから、“やりたい”から、どんどん感性が開き、その子の能力が引き出されて、気持ちが前向きだからそれまで苦手だったことも出来てしまっています。子どもの姿そのものが、私達大人に子育てのあり方、教育のあり方を教えてくれていますね。今回の絵画は、描く前にブライアン・ワイルド・スミスの絵本「さかな」を読んだことも、イマジネーションを掻き立てるきっかけとなったようです。
先週の火曜日にはお母さん講座で、秋号の童具共育に掲載されていた、1メートルの“おともだち”を見本なしにそれぞれつくって頂きました。初めは戸惑いながらも手を動かすと脳も動く動くで、やっているうちに色んなアイディアが浮かんできてすばらしい作品が生み出されました。その後、積木のキッチンをつくり、最後に色んな形の積木やモザイクを組み合わせて18㎝×18㎝ の立体パズルをつくって頂いたのですが、それがとってもおもしろかったです。ストレートにわかりやすくつくる人、難易度の高いものをつくる人、難しくしすぎて、自分でしかけたトラップに自分がひっかかってしまう人(笑)、それぞれに“いるいる、そんな子”でした。「完全な感受性は子どもの特権であり、それはまた“事物をありのままに”見る子どものあの直截な感覚を成人まで持ち続けているか、あるいはそれをとりもどした恵まれた少数の大人の特権である。」というフランスの生物学者ルネ・デュポスの言葉があります。今回、積木で子どものように遊んでくれたお母さん達は、子ども達が常に感じている完全な感受性をとりもどした感覚を一瞬であれ感じられたのではないかと思います。お母さんの講座は「やろうと思っているけどなかなか時間がなくて」の時間がとれます。是非、皆さんも参加して下さい。この度の27日の和久先生の講演会も「是非、来て下さい」と言いたいところなのですが、残り8名となってしまいました。まだ、和久先生の講演を聞いたことの無い方も、何回か聞いたことのある方も“聴きたい”と思った方は今それが必要な方だと思うのでお早目にお申込み下さい。
今回の秋号の童具共育とお母さん達の講座で本当に積木のいろはがあった
らなんでもできる!積木を超えるおもちゃはないと確信しました。お子さん
の日常の環境を整えるためにも、是非、積木のいろはを揃えてあげてくださ
いね。
2013.10.(3) アトリエ講師 星野 由香
先週の火曜日にはお母さん講座で、秋号の童具共育に掲載されていた、1メートルの“おともだち”を見本なしにそれぞれつくって頂きました。初めは戸惑いながらも手を動かすと脳も動く動くで、やっているうちに色んなアイディアが浮かんできてすばらしい作品が生み出されました。その後、積木のキッチンをつくり、最後に色んな形の積木やモザイクを組み合わせて18㎝×18㎝ の立体パズルをつくって頂いたのですが、それがとってもおもしろかったです。ストレートにわかりやすくつくる人、難易度の高いものをつくる人、難しくしすぎて、自分でしかけたトラップに自分がひっかかってしまう人(笑)、それぞれに“いるいる、そんな子”でした。「完全な感受性は子どもの特権であり、それはまた“事物をありのままに”見る子どものあの直截な感覚を成人まで持ち続けているか、あるいはそれをとりもどした恵まれた少数の大人の特権である。」というフランスの生物学者ルネ・デュポスの言葉があります。今回、積木で子どものように遊んでくれたお母さん達は、子ども達が常に感じている完全な感受性をとりもどした感覚を一瞬であれ感じられたのではないかと思います。お母さんの講座は「やろうと思っているけどなかなか時間がなくて」の時間がとれます。是非、皆さんも参加して下さい。この度の27日の和久先生の講演会も「是非、来て下さい」と言いたいところなのですが、残り8名となってしまいました。まだ、和久先生の講演を聞いたことの無い方も、何回か聞いたことのある方も“聴きたい”と思った方は今それが必要な方だと思うのでお早目にお申込み下さい。
今回の秋号の童具共育とお母さん達の講座で本当に積木のいろはがあった
らなんでもできる!積木を超えるおもちゃはないと確信しました。お子さん
の日常の環境を整えるためにも、是非、積木のいろはを揃えてあげてくださ
いね。
2013.10.(3) アトリエ講師 星野 由香