先週の幼小コピカは“てじなでだましっこ”(福音館)という絵本を読んで、子ども達の不思議心でいっぱいになったところに、ミラーシートを貼ったボードを床に敷いて、その上に積木の円筒をつくってゆきました。
子ども達は、「積めば積むほど、円筒が深くなる!」「井戸みたい!」とねらい通りの反応を見せてくれて、長年、アトリエに通っている子にとっては、何度もやったことのある積木の円筒も、より新鮮な感動があり、いつもに増して積木遊びを楽しんでいました。
中に入る為の入口は、小学生につくってもらったのですが、その時の女子達の度胸にびっくり!普段やんちゃな男の子達は「全部いっぺんに倒したる!」とか「パンチで穴あけてええか?」とか言うわりには、積木をぬく時になると「俺ムリ…」と恐々やっているのですが、逆に女の子は「ちょっと待ってぇぇー!」と講師が叫びそうになるくらいどんどん積木をぬいてゆきます。いつも思うことなのですが、たとえ幼くても“女は強い!”ですね。“怖い?”でしょうか。(笑)子ども達が円筒の中に入ってからは、今度はよりあっきり映る塩ビミラーのボードを屋根にしてかぶせると“うわぁ~すごい~!”上下にミラーがあるので、積木の筒が果てしなく繋がっているように見えます。積木はアイディア次第でいくらでも世界が広がってゆくことを実感した一週間でした。

クリスマスのプレゼントを何にしようか迷っている方は、積木のいろは、くむくむ、クムンダ、かずの木、おどろ木の中からまだお持ちでない童具を是非、そろえてあげて下さい。積木のいろはは基本ですが、他のもので一番おすすめは“かずの木”です。
また、ほるぷ子ども図書館も、このクリスマスで在庫切れになる心配もありますので、是非、お持ちでないセットをお早目にご注文下さい。
2012.11.(3)アトリエ講師 星野 由香