前回の活動は、毎回、円柱がテーマの時に登場する、キューブダンシングを子ども達に見せてからはじめました。キューブダンシング(\12,000)は球・円柱・紡錘体・立方体の4つの基本形態(抽象形態)を回転させることで、子ども達に形のつながりを直観させる童具です。万物はこの4つの基本形態に抽象化することができますから、この4つの形態につながりを見出すということは全ての具象・事象には、つながりがあることを子どもに示唆します。
毎回、特に幼児の反応が面白くて形を回転すると“まる、見えた!”“四角も見える!”“四角からまるがでてきた!”と新鮮な感動が伝わってきます。
その後、円柱に四角が内在することを見せてから、長方形の紙にドットシールを貼って模様をつくり、円柱をくるんでコマにして遊んだのですが、その時に年長さんのJ君が「あっさっきの形や!」と円柱を斜めにしてまわした時の形が紡錘体になったことを思い出したのです。そして、その後、ピンボードをまわした時も、四角が回転すると、他の子達も円柱になることを思い出し「これもさっきと同じや」と形のつながり、活動のつながりが、子ども達の発見を引き出してゆくことを感じました。
このクラスは、土曜日9:15の幼児クラス。当時、年少さんばっかりで一人っ子、第一子の男の子が殆どの超マイペースクラスで、はじめはどうなることかと思いましたが、同じようにマイペースなお母さん達(^^)と共に子ども達を見守り、歩めることを確信できたので、私はお母さん達にいつも「この子達が年長さんになった時は、最高のクラスになっていますよ」と言い続けてきました。和久共育は、アトリエ活動だけで存在しているわけではありません。講師も親も子も共に育ってゆく。共に創り上げてゆく教育ですから、その時、その瞬間の子ども達をわが子だけでなく“子ども”そのものを受け入れ、見守ってくださるお父さんお母さん達の存在があってこそ成り立ちます。あれからようやく3年の月日が経ち、今もマイペースは変わりませんし、決してやりやすいクラスというわけではありませんが(^^)、私が全国のアトリエの仲間に誇れるクラスに成長してきました。皆がそれぞれの自分の良さを知り、自分を表現することができ、アトリエを自分の場所だと思えている、自己肯定感、自尊感情が何より彼らの成長を支えています。
子ども達、一人ひとりが授かった気高い個性が、そのまま育ってゆけるように、小学生になりこれまでとは違う環境に立たされても、乗り越えてゆける生きる力が身につくように、これからも幼児期にこそしっかりした土台をつくってあげたいと願います。
2011.12.(1)アトリエ講師 星野 由香
毎回、特に幼児の反応が面白くて形を回転すると“まる、見えた!”“四角も見える!”“四角からまるがでてきた!”と新鮮な感動が伝わってきます。
その後、円柱に四角が内在することを見せてから、長方形の紙にドットシールを貼って模様をつくり、円柱をくるんでコマにして遊んだのですが、その時に年長さんのJ君が「あっさっきの形や!」と円柱を斜めにしてまわした時の形が紡錘体になったことを思い出したのです。そして、その後、ピンボードをまわした時も、四角が回転すると、他の子達も円柱になることを思い出し「これもさっきと同じや」と形のつながり、活動のつながりが、子ども達の発見を引き出してゆくことを感じました。
このクラスは、土曜日9:15の幼児クラス。当時、年少さんばっかりで一人っ子、第一子の男の子が殆どの超マイペースクラスで、はじめはどうなることかと思いましたが、同じようにマイペースなお母さん達(^^)と共に子ども達を見守り、歩めることを確信できたので、私はお母さん達にいつも「この子達が年長さんになった時は、最高のクラスになっていますよ」と言い続けてきました。和久共育は、アトリエ活動だけで存在しているわけではありません。講師も親も子も共に育ってゆく。共に創り上げてゆく教育ですから、その時、その瞬間の子ども達をわが子だけでなく“子ども”そのものを受け入れ、見守ってくださるお父さんお母さん達の存在があってこそ成り立ちます。あれからようやく3年の月日が経ち、今もマイペースは変わりませんし、決してやりやすいクラスというわけではありませんが(^^)、私が全国のアトリエの仲間に誇れるクラスに成長してきました。皆がそれぞれの自分の良さを知り、自分を表現することができ、アトリエを自分の場所だと思えている、自己肯定感、自尊感情が何より彼らの成長を支えています。
子ども達、一人ひとりが授かった気高い個性が、そのまま育ってゆけるように、小学生になりこれまでとは違う環境に立たされても、乗り越えてゆける生きる力が身につくように、これからも幼児期にこそしっかりした土台をつくってあげたいと願います。
2011.12.(1)アトリエ講師 星野 由香