6月3回目のテーマ:四角柱 (8個の立方体の本質 遊びの創造共育法(4) P95~)
前回の活動では、フレーベルの第三恩物であり、WAKU-BLOCKの本質とも言えるケルンブロック(8個の立方体、直方体、そして正方板、角柱)を使って、パターンケースの上に色々な四角柱からなる建造物を構築して遊びました。
ケルンブロックは6cmの立方体を単純のものから複雑なものへ分割し、それぞれの形がひとつの箱に収められた積木です。和久共育・童具教育を学びはじめた人が、その深さにまず感動するのが、ケルンブロックが表現している形の小世界・小宇宙です。
また、アトリエに通い、アトリエの勉強会に参加して、アトリエの教育を深く知れば知る程、お母さん達が魅せられてゆくのもこのケルンブロックです。
“8個の立方体の本質”という和久先生の講義を受けた時、目からうろこがおちる思いと共に、一つのものを突き詰めて思考した時、それが自ずと他の世界へも繋がってゆくことを和久共育を通して感じるようになりました。
“ 本物”と呼ばれるものと“普遍”であるものの本質は同じであるように思います。
アトリエのお母さん達が、他の場でもよくお顔をあわせたり、同じものに興味を持ったりするのも、皆さんに本質を見極める感性があるからなのだと思います。
本質的なもの、普遍であるものには、人間の自然な欲求に基づいているということも、今回の子ども達の活動から感じられました。
ケルンブロックにある、直角の世界を用意すると子ども達は何も言わなくても、本能的に直角の法則に基づいて構成し、殆ど100%の確立で斜めの構成をする子がいませんでした。
また、幼小コピカに関しては、はじめに暖色か寒色を選び、その中から2色を選び、それに黒と白を加えた4色で着色したのですが、色を少なくしたことで、子ども達は普段よりも、混色に興味を持ち、より集中力が増したことも、私達講師の新しい学びとなりました。色の秩序を直感したのかもしれないですね。
アトリエの子ども達は本当に色々な体験を重ねています。私達はもっとそのすごさを感じ、感動に慣れてはいけないと思いました。
めまぐるしい時代の変化と共に移りゆく世間の価値観に、子ども達が流されてしまわないように、アトリエで育っている間にゆるぎない自信と確信を子ども達に持たせてあげたいと思います。
そのためには、大人が学び、私達大人自身がそうあらなければ子ども達にその確信を伝えることはできません。その心が子ども達の心に自己肯定感を芽生えさせ、少しのことぐらいではぐらつかない確固たる自分の価値(存在理由)を創りだしてゆくのだと思います。
2011.7.(1) アトリエ講師 星野 由香
前回の活動では、フレーベルの第三恩物であり、WAKU-BLOCKの本質とも言えるケルンブロック(8個の立方体、直方体、そして正方板、角柱)を使って、パターンケースの上に色々な四角柱からなる建造物を構築して遊びました。
ケルンブロックは6cmの立方体を単純のものから複雑なものへ分割し、それぞれの形がひとつの箱に収められた積木です。和久共育・童具教育を学びはじめた人が、その深さにまず感動するのが、ケルンブロックが表現している形の小世界・小宇宙です。
また、アトリエに通い、アトリエの勉強会に参加して、アトリエの教育を深く知れば知る程、お母さん達が魅せられてゆくのもこのケルンブロックです。
“8個の立方体の本質”という和久先生の講義を受けた時、目からうろこがおちる思いと共に、一つのものを突き詰めて思考した時、それが自ずと他の世界へも繋がってゆくことを和久共育を通して感じるようになりました。
“ 本物”と呼ばれるものと“普遍”であるものの本質は同じであるように思います。
アトリエのお母さん達が、他の場でもよくお顔をあわせたり、同じものに興味を持ったりするのも、皆さんに本質を見極める感性があるからなのだと思います。
本質的なもの、普遍であるものには、人間の自然な欲求に基づいているということも、今回の子ども達の活動から感じられました。
ケルンブロックにある、直角の世界を用意すると子ども達は何も言わなくても、本能的に直角の法則に基づいて構成し、殆ど100%の確立で斜めの構成をする子がいませんでした。
また、幼小コピカに関しては、はじめに暖色か寒色を選び、その中から2色を選び、それに黒と白を加えた4色で着色したのですが、色を少なくしたことで、子ども達は普段よりも、混色に興味を持ち、より集中力が増したことも、私達講師の新しい学びとなりました。色の秩序を直感したのかもしれないですね。
アトリエの子ども達は本当に色々な体験を重ねています。私達はもっとそのすごさを感じ、感動に慣れてはいけないと思いました。
めまぐるしい時代の変化と共に移りゆく世間の価値観に、子ども達が流されてしまわないように、アトリエで育っている間にゆるぎない自信と確信を子ども達に持たせてあげたいと思います。
そのためには、大人が学び、私達大人自身がそうあらなければ子ども達にその確信を伝えることはできません。その心が子ども達の心に自己肯定感を芽生えさせ、少しのことぐらいではぐらつかない確固たる自分の価値(存在理由)を創りだしてゆくのだと思います。
2011.7.(1) アトリエ講師 星野 由香