先日の水曜日、加西市の保育園からの依頼で絵本の読み聞かせについての講演へ行ってきました。時間前に園庭に出てみると、次々にかけよってくる子ども達。「ねえ、誰のお母さん?」と聞かれたので、一人の男の子に、「私は今日、お母さん達にお話する人。なんかお願いがあったら言っといてあげるよ」と言うと、「お母さんおれへん…でもおばあちゃんが来てくれた。あそこにおる。」と教えてくれました。「じゃあ、おばあちゃんにお願い伝えてあげるよ。○○くんのお願いはなあに?」って聞くと、その子はうつむいて「病気にならないでね」と一言、言って走り去っていきました。予想していなかった答えに、私の時間がとまりました。こんな幼い生命のお願いが、自分のことじゃなくておばあちゃんを気づかう言葉が返ってくるなんて。安易な気持ちで聞いた自分の心が恥ずかしくなる思いがしました。
講演の冒頭で、集まったお母さん達や先生方にそのお話しをすると、その子のおばあちゃんや園長先生は涙を流され、他のお母さん達も目頭をおさえていらっしゃいました。
本当に、どこへ行っても子どもから学ばされます。
講演会場が子ども達への思いでひとつになり、誰もが真剣に私の話に耳を傾けて下さいました。私は、お昼をすませてからアトリエに帰るつもりでいましたが、なぜだか、アトリエの子ども達やお母さん達に無性に会いたくなって、園長先生が出してくれたお茶も一気にのみほし、親子コピカの子ども達が帰る時間に間に合うようにすっとんで帰りました。
駐車場に車を停めると、聞こえる聞こえる、子ども達の楽しそうな声。嬉しそうな声。教室に入ると、汗びっしょりで満面の笑みで走るももかちゃんとはるきくん。今日も頑張ったよと、自信に溢れた笑顔を見せてくれたみづきちゃん。私の姿を見つけるといつも一回とまって、もの言いたげに、じっと見つめるゆうとくん。星野先生、いたんだあという顔で愛情いっぱいに迎えてくれたしゅうへいくん。私に気付いてるのに気付かないふりでチラっとこっちを見るクールなひなたくん。この子達と出会えたのは偶然じゃない。月並みな表現ですが、神様が出会わせてくれたと思った瞬間でした。もちろんアトリエの子ども達みんなに同じ思いを感じます。この子達はやがて幼児になり、小学生になり、思春期、反抗期を経て青年に育ってゆきます。そのひとコマに存在できるということに改めて幸せを感じました。
先週のサグラダファミリアをモチーフにした“ガウディの塔”は、またまた子ども達のパワーが全開しましたね。次々と生み出される作品のエネルギーに私達講師が圧倒されました。着色も、平面が殆どない上に、側面を塗るのでずっと腕をあげた状態になり、また、力を入れすぎると作品が倒れるので、腕は痛くなるし、相当な根気が必要でしたが、皆、本当に頑張ってくれました。
今回の作品と、今週の作品は、7月5日(月)~7月11日(日)の庄司圭介アトリエ一級建築士事務所の建築展で松風ギャラリーにて展示されますので、是非、見にいらして下さい。約200体のガウディの塔がずらっと並ぶ光景は圧巻ですよ。
今週は、正三角形をテーマに一人一人の作品をつなげて大壁面画をつくります。楽しみにお待ち下さいね。
※コペルクラスの皆様へ
来週のコペルは、大流しそうめんをします!ご家族で食べる量のそうめんをゆでた状態でお持ち下さい。つゆはこちらで用意します。車は第二駐車場におとめ下さいますよう、よろしくお願いします。
2010.6.(3) アトリエ講師 星野 由香
講演の冒頭で、集まったお母さん達や先生方にそのお話しをすると、その子のおばあちゃんや園長先生は涙を流され、他のお母さん達も目頭をおさえていらっしゃいました。
本当に、どこへ行っても子どもから学ばされます。
講演会場が子ども達への思いでひとつになり、誰もが真剣に私の話に耳を傾けて下さいました。私は、お昼をすませてからアトリエに帰るつもりでいましたが、なぜだか、アトリエの子ども達やお母さん達に無性に会いたくなって、園長先生が出してくれたお茶も一気にのみほし、親子コピカの子ども達が帰る時間に間に合うようにすっとんで帰りました。
駐車場に車を停めると、聞こえる聞こえる、子ども達の楽しそうな声。嬉しそうな声。教室に入ると、汗びっしょりで満面の笑みで走るももかちゃんとはるきくん。今日も頑張ったよと、自信に溢れた笑顔を見せてくれたみづきちゃん。私の姿を見つけるといつも一回とまって、もの言いたげに、じっと見つめるゆうとくん。星野先生、いたんだあという顔で愛情いっぱいに迎えてくれたしゅうへいくん。私に気付いてるのに気付かないふりでチラっとこっちを見るクールなひなたくん。この子達と出会えたのは偶然じゃない。月並みな表現ですが、神様が出会わせてくれたと思った瞬間でした。もちろんアトリエの子ども達みんなに同じ思いを感じます。この子達はやがて幼児になり、小学生になり、思春期、反抗期を経て青年に育ってゆきます。そのひとコマに存在できるということに改めて幸せを感じました。
先週のサグラダファミリアをモチーフにした“ガウディの塔”は、またまた子ども達のパワーが全開しましたね。次々と生み出される作品のエネルギーに私達講師が圧倒されました。着色も、平面が殆どない上に、側面を塗るのでずっと腕をあげた状態になり、また、力を入れすぎると作品が倒れるので、腕は痛くなるし、相当な根気が必要でしたが、皆、本当に頑張ってくれました。
今回の作品と、今週の作品は、7月5日(月)~7月11日(日)の庄司圭介アトリエ一級建築士事務所の建築展で松風ギャラリーにて展示されますので、是非、見にいらして下さい。約200体のガウディの塔がずらっと並ぶ光景は圧巻ですよ。
今週は、正三角形をテーマに一人一人の作品をつなげて大壁面画をつくります。楽しみにお待ち下さいね。
※コペルクラスの皆様へ
来週のコペルは、大流しそうめんをします!ご家族で食べる量のそうめんをゆでた状態でお持ち下さい。つゆはこちらで用意します。車は第二駐車場におとめ下さいますよう、よろしくお願いします。
2010.6.(3) アトリエ講師 星野 由香