楽しい夏休みも、もう残りわずかになりました。楽しい時間をすごされましたでしょうか?
〈窓際のトットちゃんを読んで〉
絵本、窓ぎわのトットちゃん、子どもの心を思いながら読んでいると、涙、涙、涙でしたね。子どもの心に沿い続ける小林先生(トットちゃんの学校の校長先生)の教育への熱意、子ども達への愛に、希望が湧いてきました。好きなくとも、窓ぎわのトットちゃんは、日本で一番読まれた本、たくさんの日本人がこの本を読んで感動したということです。本当の教育がここにある、そしてそれを読んで感動した人がたくさんいる。この絵本が再びたくさんのお父さん、お母さん、先生方、子ども達自身が読んでくれたら、何かが変わるかもしれないと思いました。アトリエの方にはもちろん全員読んで欲しい、また、是非、この絵本を読んだ方は、たくさんの人に伝えていって欲しいと思いました。
「さあ、なんでも先生に話してごらん。話したいこと全部。」(本文より)私は一度も子ども達に言ってあげたことがありません。ものすごく大切なことなのに。とても反省しました。トットちゃんは、小林先生と初めて会った時、そう言ってくれた先生とお話して、生まれてはじめて本当に好きな人に会った気がした、と思ったそうです。そのくらい私達大人は、子どもの声を聞いていないんですね。トットちゃんの言葉は子ども達の心の声のように思えてきます。
そして巴学園の授業。「これは、ほんとうの勉強だった。」(本文より)受験の為だけの勉強ではなくて、本当の勉強を子ども達にさせてあげたいですね。
それから小児麻痺の泰明ちゃんを木に登らせてあげるトットちゃん。大人が見たら悲鳴をあげるくらい危ないことをしていた二人。でも「泰明ちゃんは、トットちゃんを信頼し、トットちゃんは、自分の全生命をかけていた。」(本文より)その言葉に涙があふれました。子どもが全生命をかけている。なのに大人は、そのことに気付きもせず、子どもがそこまで考えているわけがないと思っていること、たくさんあるのかもしれません。
この絵本を読んで、今も昔も子どもの心は変わらない、子どもが幸せを感じることは今も昔も同じなんだと思いました。子どもの今、この瞬間の幸せに生きる、フレーベルの言葉「さあ、子ども達に生きようじゃないか。」の声が響きます。
16日、17日は、子どもの幸せを願い、和久洋三の創造教育を行っている園や児童館、美術館、ケアサービスなど色んな方面で尽力されている方が集まり、活動の発表を行いました。50代、60代の先生方のパワーと熱意に、20代、30代の素直な感性とやる気に、負けてはいられないと感じる2日間。そんな人達が、200名以上集まる中で、ステキな女性が私に声をかけてくれました。その方は、なんと佐久間先生が子どもの時通っていたアトリエの先生。お話したのは5分もないくらいですが、教え子である佐久間先生のことをどれだけ思い、親のように心配されているのかが、私の心に深く伝わりました。その先生とアトリエが紹介されている記事を絵本の部屋に貼っておくので是非、読んで下さい。とてもステキな先生、とてもステキなアトリエです。
トットちゃんが大きくなったら「トモエ学園の先生になりたい。」と思ったように、佐久間先生も大きくなったら「アトリエの先生になりたい。」と思って加古川プレイルームに来てくれたんですね。大きな愛のご縁を頂いたなと思いました。
私が何度も救われ、いつのまにか口癖になっているこの言葉「君は、本当はいい子なんだよ。」その言葉は、トットちゃんの一生を決定したかもしれない言葉になりました。
私も含めたくさんの大人達に、今、子どもは本当の幸せを感じているのか、本当にこの子を幸せに生きさせてあげているのかを考えるきっかけとして、この絵本をゆっくり読んでもらいたいと思いました。
2014.7.(3) アトリエ講師 星野 由香
〈窓際のトットちゃんを読んで〉
絵本、窓ぎわのトットちゃん、子どもの心を思いながら読んでいると、涙、涙、涙でしたね。子どもの心に沿い続ける小林先生(トットちゃんの学校の校長先生)の教育への熱意、子ども達への愛に、希望が湧いてきました。好きなくとも、窓ぎわのトットちゃんは、日本で一番読まれた本、たくさんの日本人がこの本を読んで感動したということです。本当の教育がここにある、そしてそれを読んで感動した人がたくさんいる。この絵本が再びたくさんのお父さん、お母さん、先生方、子ども達自身が読んでくれたら、何かが変わるかもしれないと思いました。アトリエの方にはもちろん全員読んで欲しい、また、是非、この絵本を読んだ方は、たくさんの人に伝えていって欲しいと思いました。
「さあ、なんでも先生に話してごらん。話したいこと全部。」(本文より)私は一度も子ども達に言ってあげたことがありません。ものすごく大切なことなのに。とても反省しました。トットちゃんは、小林先生と初めて会った時、そう言ってくれた先生とお話して、生まれてはじめて本当に好きな人に会った気がした、と思ったそうです。そのくらい私達大人は、子どもの声を聞いていないんですね。トットちゃんの言葉は子ども達の心の声のように思えてきます。
そして巴学園の授業。「これは、ほんとうの勉強だった。」(本文より)受験の為だけの勉強ではなくて、本当の勉強を子ども達にさせてあげたいですね。
それから小児麻痺の泰明ちゃんを木に登らせてあげるトットちゃん。大人が見たら悲鳴をあげるくらい危ないことをしていた二人。でも「泰明ちゃんは、トットちゃんを信頼し、トットちゃんは、自分の全生命をかけていた。」(本文より)その言葉に涙があふれました。子どもが全生命をかけている。なのに大人は、そのことに気付きもせず、子どもがそこまで考えているわけがないと思っていること、たくさんあるのかもしれません。
この絵本を読んで、今も昔も子どもの心は変わらない、子どもが幸せを感じることは今も昔も同じなんだと思いました。子どもの今、この瞬間の幸せに生きる、フレーベルの言葉「さあ、子ども達に生きようじゃないか。」の声が響きます。
16日、17日は、子どもの幸せを願い、和久洋三の創造教育を行っている園や児童館、美術館、ケアサービスなど色んな方面で尽力されている方が集まり、活動の発表を行いました。50代、60代の先生方のパワーと熱意に、20代、30代の素直な感性とやる気に、負けてはいられないと感じる2日間。そんな人達が、200名以上集まる中で、ステキな女性が私に声をかけてくれました。その方は、なんと佐久間先生が子どもの時通っていたアトリエの先生。お話したのは5分もないくらいですが、教え子である佐久間先生のことをどれだけ思い、親のように心配されているのかが、私の心に深く伝わりました。その先生とアトリエが紹介されている記事を絵本の部屋に貼っておくので是非、読んで下さい。とてもステキな先生、とてもステキなアトリエです。
トットちゃんが大きくなったら「トモエ学園の先生になりたい。」と思ったように、佐久間先生も大きくなったら「アトリエの先生になりたい。」と思って加古川プレイルームに来てくれたんですね。大きな愛のご縁を頂いたなと思いました。
私が何度も救われ、いつのまにか口癖になっているこの言葉「君は、本当はいい子なんだよ。」その言葉は、トットちゃんの一生を決定したかもしれない言葉になりました。
私も含めたくさんの大人達に、今、子どもは本当の幸せを感じているのか、本当にこの子を幸せに生きさせてあげているのかを考えるきっかけとして、この絵本をゆっくり読んでもらいたいと思いました。
2014.7.(3) アトリエ講師 星野 由香