先週は子ども達に久しぶりに会えて、本当に嬉しい一週間でした。もう、子どもの元気な姿が見れるだけで嬉しいです。
前回の活動は、直角二等辺三角形をテーマに、はじめに三角形4枚で色んな形をつくって遊び、それから、グラデーションのモザイクでパターンボードに色面構成をしました。
直角二等辺三角形は、辺の長さが違うので、親子コピカの子どもにとっては、ただうめてゆくだけでも大変です。ですが、同じ形だけで構成するからでしょうか、32枚の三角を一枚一枚手に取ることで形の理解が、やりながら深まっていったようで、殆どの子が最後までやり遂げました。 年長さん以上の子ども達にいたっては、数・形・角度・色を意識して美しいパターンを作り上げる子も少なくありませんでした。上記の左の写真は一年生の子が作ったパターンです。私もやってみてわかりましたが、これだけ完璧なデザインをつくるのは、非常に難しいです。(センスの問題かも!!) できあがりを見た時は、“マジか!!” とさけびそうになりました! アトリエの子は、かわいいだけじゃなくて、男の子も女の子もかっこいいなぁ と思います。
★★ピカソクラスでは、アトリエ流書初め大会。岡本太郎の書を見ながら “アトリエ流漢字テスト” で遊んでから、自由に描いてもらいました。字も自分で選んでいます。
その作品がこれ!
めちゃくちゃかっこよくないですか?
なんだなんだこの子達は!?小学生か!?と、言いたくなりますよね。
その後は、あらかじめ十字の線が書いてあるベニヤ板に粘土を貼って、そこから三角ができるように粘土の線を増やしていって、リキテックスで着色して仕上げました。 完璧な三角を対角線でつくってゆく子、そんなことはどこ吹く風の子ももちろんいるわけですが、どの子も作品を見ると、三角を意識していることが作品からわかります。(どこが??と思われる方は、星野までご質問下さい!)
実は、線で空間をつくるというのは、大人が思っている程、簡単なことではなくて、4才くらいまでは、何も導入活動がなければ、はじめに貼った粘土の上や横に並べて貼りつける子の方が多いと思います。 例えば、ピンボードで遊ぶ時も、同じところにずうっとゴムをかけ続けたり、同じ方向ばかりにかけたりする姿、お子さんが小さい頃によく見かけませんでしたか? 幼児クラスになると、そういうことはなく、縦横無尽に色んな形をつくります。また積木も同じで、はじめは同じところに同じ種類の積木を積み上げたり、延々とつなげていったりしますよね?空間認知能力は、そういう体験をくり返してできるものではないかと思います。 点と点をつないで線をつくり、面にしてゆくピンボードは、そういう空間認知を高めてゆく童具であると思いました。
完璧に三角をつくっている子の作品を見ると、あまりに自由な子の作品は “この子わかってないのかしら?“ と心配になるお母さんもいらっしゃると思いますが、大丈夫です。今も超自由人のH くんは幼児コピカのときは、まずパターンバードにモザイクを入れる活動は一切せず、好きな形をつくり続けました。そんなHくんが小一になった作品が上記中央です。 幼児期に自由にモザイクで遊んできたからこそ、自分の好きな形を構成する為には、まず形を理解しなくてはならないことがわかってきます。
好きなようにやり続けたからこそ、今、自分のつくりたいパターンを、形・数・角度・大きさの4つの原数学を考えながらつくることができるようになってきたのだと思います。今日のように使える枚数がきまっている場合は、一色8枚で4種類の分割も考えなくてはなりませんから、自然と割算や分数・割合を考えています。
今回の活動は、皆それぞれに、久しぶりのアトリエをいきいきと満喫し、魅力いっぱいの姿をみせてくれました。 嬉しくて仕方のない表情を見せてくれる子ども達、達成感に満ちた表情、それを見ている私たち講師も、子ども達の人生にたずさわれる喜びを感じています。
アトリエでは今、赤ちゃんラッシュで、12月にうまれた赤ちゃん、また1月~3月にもたくさんの赤ちゃんの誕生をむかえます。 赤ちゃんの存在は、胸がはりさけそうなくらいの感動ですね。この子達の人生が、喜びに満ちたものとなるような社会をつくるのも、私達大人の役割であることと感じました。
*2月1日(日)の説明会は、講座に参加しなくても申込めますので、是非、ご参加下さい。
2015.1.(2) アトリエ講師 星野 由香
前回の活動は、直角二等辺三角形をテーマに、はじめに三角形4枚で色んな形をつくって遊び、それから、グラデーションのモザイクでパターンボードに色面構成をしました。
直角二等辺三角形は、辺の長さが違うので、親子コピカの子どもにとっては、ただうめてゆくだけでも大変です。ですが、同じ形だけで構成するからでしょうか、32枚の三角を一枚一枚手に取ることで形の理解が、やりながら深まっていったようで、殆どの子が最後までやり遂げました。 年長さん以上の子ども達にいたっては、数・形・角度・色を意識して美しいパターンを作り上げる子も少なくありませんでした。上記の左の写真は一年生の子が作ったパターンです。私もやってみてわかりましたが、これだけ完璧なデザインをつくるのは、非常に難しいです。(センスの問題かも!!) できあがりを見た時は、“マジか!!” とさけびそうになりました! アトリエの子は、かわいいだけじゃなくて、男の子も女の子もかっこいいなぁ と思います。
★★ピカソクラスでは、アトリエ流書初め大会。岡本太郎の書を見ながら “アトリエ流漢字テスト” で遊んでから、自由に描いてもらいました。字も自分で選んでいます。
その作品がこれ!
めちゃくちゃかっこよくないですか?
なんだなんだこの子達は!?小学生か!?と、言いたくなりますよね。
その後は、あらかじめ十字の線が書いてあるベニヤ板に粘土を貼って、そこから三角ができるように粘土の線を増やしていって、リキテックスで着色して仕上げました。 完璧な三角を対角線でつくってゆく子、そんなことはどこ吹く風の子ももちろんいるわけですが、どの子も作品を見ると、三角を意識していることが作品からわかります。(どこが??と思われる方は、星野までご質問下さい!)
実は、線で空間をつくるというのは、大人が思っている程、簡単なことではなくて、4才くらいまでは、何も導入活動がなければ、はじめに貼った粘土の上や横に並べて貼りつける子の方が多いと思います。 例えば、ピンボードで遊ぶ時も、同じところにずうっとゴムをかけ続けたり、同じ方向ばかりにかけたりする姿、お子さんが小さい頃によく見かけませんでしたか? 幼児クラスになると、そういうことはなく、縦横無尽に色んな形をつくります。また積木も同じで、はじめは同じところに同じ種類の積木を積み上げたり、延々とつなげていったりしますよね?空間認知能力は、そういう体験をくり返してできるものではないかと思います。 点と点をつないで線をつくり、面にしてゆくピンボードは、そういう空間認知を高めてゆく童具であると思いました。
完璧に三角をつくっている子の作品を見ると、あまりに自由な子の作品は “この子わかってないのかしら?“ と心配になるお母さんもいらっしゃると思いますが、大丈夫です。今も超自由人のH くんは幼児コピカのときは、まずパターンバードにモザイクを入れる活動は一切せず、好きな形をつくり続けました。そんなHくんが小一になった作品が上記中央です。 幼児期に自由にモザイクで遊んできたからこそ、自分の好きな形を構成する為には、まず形を理解しなくてはならないことがわかってきます。
好きなようにやり続けたからこそ、今、自分のつくりたいパターンを、形・数・角度・大きさの4つの原数学を考えながらつくることができるようになってきたのだと思います。今日のように使える枚数がきまっている場合は、一色8枚で4種類の分割も考えなくてはなりませんから、自然と割算や分数・割合を考えています。
今回の活動は、皆それぞれに、久しぶりのアトリエをいきいきと満喫し、魅力いっぱいの姿をみせてくれました。 嬉しくて仕方のない表情を見せてくれる子ども達、達成感に満ちた表情、それを見ている私たち講師も、子ども達の人生にたずさわれる喜びを感じています。
アトリエでは今、赤ちゃんラッシュで、12月にうまれた赤ちゃん、また1月~3月にもたくさんの赤ちゃんの誕生をむかえます。 赤ちゃんの存在は、胸がはりさけそうなくらいの感動ですね。この子達の人生が、喜びに満ちたものとなるような社会をつくるのも、私達大人の役割であることと感じました。
*2月1日(日)の説明会は、講座に参加しなくても申込めますので、是非、ご参加下さい。
2015.1.(2) アトリエ講師 星野 由香