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今週は、6年生が最後の活動です。今年は、9名の6年生がアトリエを卒業してゆきます。毎年のことですが、今年の卒業生も個性派揃い、一人ひとりの子ども達の過渡期、反抗期、成長期を共に過ごしてきた日々を思いだします。
お母さん、お父さん達とも、子ども達のいいところ、悪いところ、嬉しいこと、心配なこと、本当に色々話してきましたね。一緒に泣いたこともありました。飛び上がって喜んだこともありました。でも、一番多かった会話は、「子どもって本当にすごい!この子達は本当にすごい!!」でしたね。そんな大人達の声を聞きながら、アトリエの子は、育ってきました。アトリエの子に自己肯定感が育っているのは、自分の親や先生だけでなく、他の大人達も自分を認めてくれる環境があることも大きな理由だと思いました。こんなに「すごい!!」と言われる場所は他にはあまりないですものね。

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先週の積み木の活動も、「すごい!!」としか言いようがなかったですね。積み木の時の子ども達は本当にいきいいきしています。勢いもものすごくて、あっという間に積み木がなくなり、スタッフもてんやわんやで動いているので、夕方には、ものすごくお腹がすいてきます(笑)。

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嬉しいのは、スタッフの声かけもありますが、「つなげよう!」と皆の積み木をつなげていく姿がどのクラスにも、どの年齢にも見られること。

積み木がつながる。
心がつながる。
1人でつくった、○○ちゃんとつくった、
が皆でつくったになってゆく。

6年生まで通った子達は、どれだけそんな体験をしてきたのでしょうか。そんな体験をくり返してきた子達は、どんな思いでいるのでしょう。皆アトリエが大好きで、喜びに満ちた時間、空間をすごしたこの場所を卒業してゆくのは、どんな気持ちなのだろうと思います。私は、卒業しても、ここはあなた達の居場所だということが伝えたくて、6年生まで通った子には、卒業証書ではなく、加古川プレイルーム専属補助スタッフの認定証を渡しています。いつでもアトリエに遊びにきてね、という思いと、ずっとつながっているんだよという意味も込めています。卒業したくない、中学になっても通わせてほしい、たくさんの子ども達の、お母さん達の思いです。今は、時間がたりなくて出来ませんが、いつか、同窓会のように、卒業生が年に1回でも集まれるようにしてあげることができたらと思います。

6年生まで、長年、アトリエに子ども達を通わせてくださり、素晴らしい子ども達との出会いを与えてくださり、本当に感謝致しております。子ども達からは、たくさんの愛情と喜びをもらいました。

本当にありがとうございました。


2015.3.(3)アトリエ講師 星野 由香