先週のアトリエはの作品は、発砲スチロール板を親子は手で割って、幼小はスチロールカッターでスライスして貼ってから、ローラーで着色し、カラーと黒の2色刷りで障子紙に版画しました。版の方は空いている所に絵の具で線を描き、仕上げました。飾るところに飾れば、立派な抽象絵画。
幼い時から色んな世界を自分の手で作り上げる体験が持てる子ども達をうらやましく思いました。
今年も6年生にとっては、最後、後2回。月2回クラスの子にとっては後1回。長い間、通ってくれたアトリエ人生が終了します。皆。全員、素晴らしい子に育ってくれました。
水曜日ピカソクラスの3歳から通ってくれたSくんは、常にクラスのリーダー的存在。スポーツ万能のエースで4番。作品もいつも私達の意表をついてくる個性派。非の打ちどころのない男前でありながら、天然なところも魅力のひとつ。
同じく水曜日のYちゃんは、小学生からのおつきあい。途中、お父さんのお仕事で海外にに行ってしまったけれど、アトリエに戻ってきたときはとても嬉しかったです。笑顔と素直さが魅力の透明感のある女の子。やんちゃ3年生軍団の面倒をよくみてくれてました。
木ようクラスのYちゃんはあかちゃんから6年生まで見てきました。超個性的なお兄ちゃん達に負けない超マイペース。幼児コピカの時、よくカーテンの裏で一人で作品をつくっていました。きつねを好きになったり、うずら卵をかえしたり、彼女の興味ははかりしれません。絵の腕前もセンスも抜群。迷わずこの道を進んで欲しい。
金曜クラスの2歳からきてくれたKくん。個性的すぎて凡人の私には未だに理解できない天才肌。和久先生はいつも彼の作品に心を奪われていました。決して人のまねはせず、独自の感性を貫いた9年間。私立受験の成功にはやる時はやるんだと驚かされました。
同じく金曜クラスのSちゃん。こんな奴、絶対他にいないというくらい個性的なお兄ちゃんとは違って、正統派だと思ったのもつかの間。高学年になってから本領発揮。ダイナミックな作品、繊細な作品、キュートな作品も自由自在、色を作りだす天才。今、のばしている美しい髪は寄附する為なのだそうです。
1歳から通ってくれたTくんは、4年生からブランクがありましたが、6年生で復帰。大人しかったT君がよく話すようになっていてびっくり。作風は変わらず大胆なタッチで不思議な世界を表現。よくぞ戻ってきてくれました。
土曜9時15分クラスの1歳から通ってくれたSちゃんは、お姉ちゃんも優秀ですが、Sちゃんは一言で言うと天才。私には到底理解の及ばないあらゆる能力の持ち主。一生、こういう子には出会うことがないかもしれません。主張を強くするこはしないけれど、無言で意志を貫き通します。彼女が稀ににこっと笑ってくれた時は、心のシャッターをきっていました。
14時クラスは、個性がバラバラ6年生6人。きっと学校で出会っていたら、友達にはなっていないタイプが集まりました。
1歳から通ってくれたMちゃんは、アトリエでは逆に目立つ正統派。決してぶれない強い意志でMちゃんらしい作品をつくり続け、ひとつの作風を確立しました。主張するときは大きな目でギロッ。あの目で見られて反抗できる人はいません。実は一番怖い(笑)。幼児コピカに上がる時、1時間半、休みなく号泣された日のことが忘れられません。
小学生から来てくれたSくんは、私がお気に入りのBARトライベッカの息子さん。マスター曰く、“繊細な目立ちたがり”というのがピッタリ。見かけによらずアトリエで一番の“気ぃ使ぃ”。最近は言わなくなったけど、鉄道やカメラが好きで、その知識と技術は大人以上。加古川にはそうはいない都会的センスの持ち主。シンプルイズベストが好きな男前。
4歳から通ってくれたSくんは、アトリエのカリキュラム通りにしたことは、殆どなく自分カリキュラムを貫きました。日本の旧車が好きというマニアックな趣味を持ち、積み木もすごいけど、お見せしたら驚くくらいのレゴマスター。センスの良さはプロ並み。好きなことだけをやり続けた8年間。
4歳から通ってくれたWちゃんは、その作品のすごさから3年生の時には6年生に間違えられていました。とりわけ絵に関してはぴか一。とても小学生が描いたとは思えない絵を描きます。アニメ好き、イラスト好き女子に火をつけた立役者。彼女に会ったことのない子もWちゃんの名前は知っているアトリエ有名人。
1歳から来てくれたKくんからは色んなことを学ばされました。私をとても成長させてくれた男の子。独特のセンスで作り上げる作品は、誰もまねのできないアート。感情を表にだすことはあまりなかったけれど、アトリエとアトリエの友だちを最も愛してくれた子ではないかと思います。
2歳から来てくれたHちゃんは、男の子よりも男前な女の子。やんちゃ男子も私も調子にのっていると一喝されます。明るくて楽しいことが大好きなだけに、作品もポップな現代アート的に仕上げるのが得意。どんな主張も“えーやんか”と笑ってとおしてしまう技の持ち主。彼女にはよく押し通されました(笑)。
アトリエでは珍しく3年生から来てくれたYちゃん(くん)。殆ど話さず大人しく見えるけど、おもしろい動画をつくったり、科学で賞をもらったりアンテナをいっぱいもっている男の子。コペルのピタゴラスイッチでは、いつも「えー無理ぃー!!」というコースを考えるのですが、最後の日は、超偶然に別コースで大成功。やっぱりYちゃんはもっていましたね。
色んな子がいるけれど、全員に共通しているのは、皆、心の優しい子に育ってくれたということ。人と接することや、自分の感情を表現することが苦手な子もいるけれど、それぞれのあり方で人の気持ちを思う心が育ってくれたことを何よりも嬉しく思います。気があわなくても、ヘンな奴だと思っても、自分には到底思いつかないようなものを創ったり、考えたりしている姿を互いに見てきているから、ひとつの物を自分の発想でつくりあげる楽しさも大変さもわかっているから、認めあえる。自分は自分のままでいいと思えるから、人もそうであっていいと思えるのだと思います。自分も人も認められるというのは、簡単には得られない才能であり、彼らが生きてゆくうえで大切な財産となってゆくと思います。アトリエは習い事のひとつだけれど、何かを習うというのとは違いますね。皆、自分の力でアトリエで学ぶべきものをつかみとってきました。自分自身でアトリエの付加価値を見出してきた彼らは本当にすごいです。来週、最後のアトリエ、しっかりと見送ってあげたいです。
2017年3月②アトリエ講師 星野由香
幼い時から色んな世界を自分の手で作り上げる体験が持てる子ども達をうらやましく思いました。
今年も6年生にとっては、最後、後2回。月2回クラスの子にとっては後1回。長い間、通ってくれたアトリエ人生が終了します。皆。全員、素晴らしい子に育ってくれました。
水曜日ピカソクラスの3歳から通ってくれたSくんは、常にクラスのリーダー的存在。スポーツ万能のエースで4番。作品もいつも私達の意表をついてくる個性派。非の打ちどころのない男前でありながら、天然なところも魅力のひとつ。
同じく水曜日のYちゃんは、小学生からのおつきあい。途中、お父さんのお仕事で海外にに行ってしまったけれど、アトリエに戻ってきたときはとても嬉しかったです。笑顔と素直さが魅力の透明感のある女の子。やんちゃ3年生軍団の面倒をよくみてくれてました。
木ようクラスのYちゃんはあかちゃんから6年生まで見てきました。超個性的なお兄ちゃん達に負けない超マイペース。幼児コピカの時、よくカーテンの裏で一人で作品をつくっていました。きつねを好きになったり、うずら卵をかえしたり、彼女の興味ははかりしれません。絵の腕前もセンスも抜群。迷わずこの道を進んで欲しい。
金曜クラスの2歳からきてくれたKくん。個性的すぎて凡人の私には未だに理解できない天才肌。和久先生はいつも彼の作品に心を奪われていました。決して人のまねはせず、独自の感性を貫いた9年間。私立受験の成功にはやる時はやるんだと驚かされました。
同じく金曜クラスのSちゃん。こんな奴、絶対他にいないというくらい個性的なお兄ちゃんとは違って、正統派だと思ったのもつかの間。高学年になってから本領発揮。ダイナミックな作品、繊細な作品、キュートな作品も自由自在、色を作りだす天才。今、のばしている美しい髪は寄附する為なのだそうです。
1歳から通ってくれたTくんは、4年生からブランクがありましたが、6年生で復帰。大人しかったT君がよく話すようになっていてびっくり。作風は変わらず大胆なタッチで不思議な世界を表現。よくぞ戻ってきてくれました。
土曜9時15分クラスの1歳から通ってくれたSちゃんは、お姉ちゃんも優秀ですが、Sちゃんは一言で言うと天才。私には到底理解の及ばないあらゆる能力の持ち主。一生、こういう子には出会うことがないかもしれません。主張を強くするこはしないけれど、無言で意志を貫き通します。彼女が稀ににこっと笑ってくれた時は、心のシャッターをきっていました。
14時クラスは、個性がバラバラ6年生6人。きっと学校で出会っていたら、友達にはなっていないタイプが集まりました。
1歳から通ってくれたMちゃんは、アトリエでは逆に目立つ正統派。決してぶれない強い意志でMちゃんらしい作品をつくり続け、ひとつの作風を確立しました。主張するときは大きな目でギロッ。あの目で見られて反抗できる人はいません。実は一番怖い(笑)。幼児コピカに上がる時、1時間半、休みなく号泣された日のことが忘れられません。
小学生から来てくれたSくんは、私がお気に入りのBARトライベッカの息子さん。マスター曰く、“繊細な目立ちたがり”というのがピッタリ。見かけによらずアトリエで一番の“気ぃ使ぃ”。最近は言わなくなったけど、鉄道やカメラが好きで、その知識と技術は大人以上。加古川にはそうはいない都会的センスの持ち主。シンプルイズベストが好きな男前。
4歳から通ってくれたSくんは、アトリエのカリキュラム通りにしたことは、殆どなく自分カリキュラムを貫きました。日本の旧車が好きというマニアックな趣味を持ち、積み木もすごいけど、お見せしたら驚くくらいのレゴマスター。センスの良さはプロ並み。好きなことだけをやり続けた8年間。
4歳から通ってくれたWちゃんは、その作品のすごさから3年生の時には6年生に間違えられていました。とりわけ絵に関してはぴか一。とても小学生が描いたとは思えない絵を描きます。アニメ好き、イラスト好き女子に火をつけた立役者。彼女に会ったことのない子もWちゃんの名前は知っているアトリエ有名人。
1歳から来てくれたKくんからは色んなことを学ばされました。私をとても成長させてくれた男の子。独特のセンスで作り上げる作品は、誰もまねのできないアート。感情を表にだすことはあまりなかったけれど、アトリエとアトリエの友だちを最も愛してくれた子ではないかと思います。
2歳から来てくれたHちゃんは、男の子よりも男前な女の子。やんちゃ男子も私も調子にのっていると一喝されます。明るくて楽しいことが大好きなだけに、作品もポップな現代アート的に仕上げるのが得意。どんな主張も“えーやんか”と笑ってとおしてしまう技の持ち主。彼女にはよく押し通されました(笑)。
アトリエでは珍しく3年生から来てくれたYちゃん(くん)。殆ど話さず大人しく見えるけど、おもしろい動画をつくったり、科学で賞をもらったりアンテナをいっぱいもっている男の子。コペルのピタゴラスイッチでは、いつも「えー無理ぃー!!」というコースを考えるのですが、最後の日は、超偶然に別コースで大成功。やっぱりYちゃんはもっていましたね。
色んな子がいるけれど、全員に共通しているのは、皆、心の優しい子に育ってくれたということ。人と接することや、自分の感情を表現することが苦手な子もいるけれど、それぞれのあり方で人の気持ちを思う心が育ってくれたことを何よりも嬉しく思います。気があわなくても、ヘンな奴だと思っても、自分には到底思いつかないようなものを創ったり、考えたりしている姿を互いに見てきているから、ひとつの物を自分の発想でつくりあげる楽しさも大変さもわかっているから、認めあえる。自分は自分のままでいいと思えるから、人もそうであっていいと思えるのだと思います。自分も人も認められるというのは、簡単には得られない才能であり、彼らが生きてゆくうえで大切な財産となってゆくと思います。アトリエは習い事のひとつだけれど、何かを習うというのとは違いますね。皆、自分の力でアトリエで学ぶべきものをつかみとってきました。自分自身でアトリエの付加価値を見出してきた彼らは本当にすごいです。来週、最後のアトリエ、しっかりと見送ってあげたいです。
2017年3月②アトリエ講師 星野由香