点線面の童具 ピンボード
先週の幼小コピカは、人気絵本「わゴムはどのくらいのびるかしら?」を読んでから、テリトリー板に押しピンを木づちで打って、巨大ピンボードをつくり、カラー輪ゴムをかけて遊びました。親子コピカでは、三角をつくるのにはまって遊んだクラスがあるのですが、やる度にどんどん上手になって、最後は、皆、△△と言いながら、三角の作り方をマスターしてました。そういう趣旨ではなかったんですが(笑)。その後、円板に予め印をつけた場所に釘を打ち、無彩色で着色して、オリジナルのピンボードができました。少々、釘があちらこちらに曲がっているところのありましたが、初めの押しピンで練習しているので、皆、とても上手に釘打ちしていましたよ。
ピンボード四角・六角は、点と点を結び、線をつくって、線をつなげて面になることを直観する童具です。その面の形がケルンモザイクで、立体の積み木(和久ブロック)は面(ケルンモザイク)で構成されています。和久ブロックと他の積み木との一番の違いは、点から線へ、線から面へ、面から立体へのつながりかあり、数量学と幾何学、色彩に法則があることです。ピンボードは、その最初の点から線へ、線から面を直観する重要な童具です。是非、お子様の童具環境としてご家庭に揃えてあげて下さい。(ピンボード四角¥4,200 ピンボード六角¥3,800 ともにカラーゴム付)
ピカソクラスは、釘の数を増やし、上記の写真のように自分で法則を決めて美しい模様をつくり、大好評でした。同じような作品にならないか心配しましたが、いい意味の想定外。私の試作が一番つまんないという結果になりました(笑)。ピカソクラスは、殆どがオリジナルカリキュラムなので、毎回、大苦戦している畑先生の努力の賜です。写真を撮っていれば、子ども達は同じものはすぐ作れるので、他のパターンを作ったり、カラー輪ゴムをつかったりして、お家でも遊んでください。
今週は久しぶりの積み木です。片付けの時間もありますので、幼・小クラスは20分前にお迎えに来てください。
2017年9月③アトリエ講師 星野由香