やらないと何も始まらない
先日の積み木フェスティバルでは、大雨の中、台風がくるというのにたくさんの方にお越し頂きありがとうございました。こんな天気になるとわかっている場合は、通常は、キャンセルが続出するのですが、アトリエのイベントは、前日までお申込みのお電話を頂きます。奈良や徳島、京都、大阪などからも子ども達が集まり、講演会もキャンセル待ちの状態で大盛況の会となりました。また、ピカソクラスの5・6年生や卒業生もたくさん集まってくれて、再会を喜び、楽しみながらボランティアの仕事もしっかりとこなしてくれました。卒業してから何年も会ってない子達も、わずか数分で時が戻ります。板についた「ほしのー!」の呼ばれ方を久しぶりに聞き、懐かしさがこみ上げました。これからもこういう機会をつくって、この子達と一生付き合ってゆきたいと思いました。
和久先生の講演会からは毎回、学びがあり、新しい気づきがあります。無我夢中になることの大切さは、アトリエ通信でもよく伝えてきました。シナプスは脳の回路をつくって関係づけてゆく神経細胞ですが、脳がよく使っている必要な回路を活性化する為に、つかっていない回路は消滅してゆきます。ですが、無我夢中になると消えていた回路が復活するそうです。“無我夢中になる”という子どもの姿は、私達が思っている以上に人間にとって重要なことであるようです。
なのに、無我夢中になれる環境が今の子ども達にはなかなか用意されていません。その体験がないまま大人になってゆく子も少なくはないように思います。無我夢中になれる時間をつくることがアトリエの役割であることも強く思いました。
また、やらないと何もはじまらない、とにかく何かやってみよう、10年やり続ければ必ず見えてくることがある、20年続けたら、これまで続けてきたことに無駄がなことはなかったと思える、30年続けたら宇宙になる、という言葉に、講演を聞いていたお母さん達も“私も今から何かやってみよう”という気持ちが湧き起ったようでした。
私達大人も子ども達に負けず、無我夢中になって生きてゆきたい、これからも子ども達と同じ世界を見ていたいと思いました。
※クリスマス限定積み木“こどろ木”は、やはり受付と同時に完敗しました。
Sセットのほうは、まだ在庫があるそうなので、考え中の方は、本当にお早めにお申し込み下さい。
※11月7日(火)10時半~12時に“こどろ木・おどろ木”遊び方研修を行います。ご家庭でいかしていただく為にも是非、ご参加ください。
※11月3日・4日のコペルはおどろ木です。空いているクラスもあるので、是非ご参加下さい。(¥4,320)
2017年10月③アトリエ講師 星野由香