先週の三角オーナメントは、かわいかったですね。ツペラツペラの絵本さんかくサンタを読んだこともあり、トナカイ、ツリー、サンタをつくった子がとても多かったです。三角の形を皆、上手に生かしていました。作品作りの前は、親子コピカも幼小コピカも六角ケルンモザイクの活動で盛り上がりました。六角のケルンモザイクはいつも盛り上がります。ひたすら角度をあわせてはめ込んでいったり、雪の結晶のような形をつくったり、パズルをしたり子ども達はとても楽しんでいました。もし、クリスマスプレゼントでお悩みの方がいらっしゃいましたら、マグネットモザイクの六角グループはこの時期にとてもいいのではないかと思いました。マグネットモザイク六角グループセット ¥14,600です。

今、ピカソクラスの壁面は、アーティスト顔負けの作品で飾られています。来年の8月に金沢の21世紀美術館でわくわく創造アトリエの作品展を行うことがきまりました。その作品として出展したいという思いもあり、畑先生と試行錯誤してどんな描き方をするのかを話しあってきました。でも、アトリエは最終的には子ども達に任せることになるので、ある意味、でたとこ勝負のところもあります。また、その間、私の出張もありましたから、かなりのプレッシャーだったんじゃないかと思います。3~4人のグループで90×90の画面を仕上げました。テーマはクラスごとに違い、①微生物・細胞 ②アフリカの織物・伝統柄 ③草間彌生です。そのテーマに応じた写真をアトリエに貼っておきました。そして、まず、ベースの色を話し合ってきめてローラーでぬります。それから、2~3色で形を描き、空間を塗って、点を描いたり、模様を描いたりして仕上げました。それだけです。大人の手だし口出しは、一切はいっていません。畑先生の説明は、正直、私は、「えっそれだけ、情報が少なすぎる」と思いました。でも任せると決めていたので、だまってみていたら、子ども達が自分達でやるしかないという空気と覚悟のようなものを感じたのか、皆が動きだしました。シーンとなっている時もあり、畑先生が子ども達の姿に涙ぐんでいました。私は長年の体験から、やっぱり情報はもう少し伝えてあげた方が良かったと今も思っています。ただ今回に関しては、畑先生が子どもを信じきった覚悟が私の体験をはるかに超えたものがあったのだと思います。だからこその作品群。是非、畑先生率いるピカソクラスの作品を見てください。その辺の美術館よりもずっと見応えがあります。

その次の活動は、木っ端や粘土、機械部品など色んな素材をつかったガウディの塔、これは、私もイメージが固まらず、カリキュラムにおとすことをギリギリまで迷いましたが、畑先生の「先週のあの子達を見ていたら大丈夫なんじゃないですか」の一言で決定。結果、物凄くかっこいい作品ができていました。それからの絵画。これは目を見張りました。もともとすごい絵を描く子達なのですが、今回は、レベルが違いました。山下先生も「どうしたん、ピカソの子達、皆、すごい絵、描いてる。びっくりした。」と言っていました。これは親子や幼・小コピカでも感じたことがあるのですが、この1か月で、集団でピカソクラスの全員が急成長しました。集団が一気に成長するときってあるんですよね。アトリエ全体の時もあるし、今回のようにピカソクラスが急激に成長することもあります。
アトリエは、遠方から起こしの方やお忙しい中来て下さっている方も多いので、無理には言えませんが
可能な方は月3回コースで来て頂ければ、よりアトリエの体験を生かして頂けるのではないかと思います。

今年も残すところ後2回、楽しいカリキュラムが続きます。1回1回の活動を大切に、子ども達の喜びに満ちた顔を見ていたいですね。

2017年12月②アトリエ講師 星野由香