2018年度がはじまりました。今週は、きっと新一年生たちの毎年恒例の質問大会がはじまります。必ず聞かれるのが「何組やと思う?」。おもしろいですよね。毎年、ほぼ全員が聞いてきます。その後は、「担任の先生、なんて名前やと思う?」・・・絶対わからへんし。せめて性別でお願いしたいところですが(笑)、子ども達はそんな問題をだすくらい、小学校の話しがしたくてしたくてたまらないのでしょうね。でも、まだ、学校であったことをうまくまとめて話せないので、先生に学校のことを話したくて、話しかける手段としての問題形式なんじゃないかなあと思います。そんな時は、興味津々になって子ども達の話しを聞いてあげたいものですね。
4月の子ども達の姿は、どんなにわくわくしているか、どんなにうれしいか、また、どれだけ不安があるかかが伝わってきて、子ども達の一喜一憂するひたむきさに胸のあつくなる思いがします。そしてあらためて、子どもの心に沿う、ということを思います。
アトリエ第1回目は、例年通り、球からはじまります。球は形体の中で最も単純な形であり、最も人間が遊びやスポーツの中で活用している形でもあります。この単純な一個のボール遊びから子ども達が得ているものは計り知れません。赤ちゃんは物(ボール)があれば<存在>、働きかけます<所有>。働きかけたことによって新しい事態が生まれます<生成>。そしてそこからまた、新しいものを発見し、発見したことを表現し、また新しい事態が生まれてくる。その繰り返しが創造活動の源泉となります。赤ちゃんとのボール遊びはすでに創造的活動のはじまりです。また、ボールを<現在>持っているということと、<過去>に持っていたということから、再び持つだろうという<未来>の観念も理解され、時間の感覚が育ちます。更に<上下><左右><前後>の知覚も生まれます。物事を客観的に認識してゆくうえでなくてはならない九つの知覚を1個のボール遊びによって発達させているのです。説明がないと難しいかもしれませんが、詳しくは遊びの創造共育法②P97/98/99に書いてありますので、是非読んでください。その視点から、今週、子ども達がやっていることを見て頂くと、より深くアトリエ活動をご理解いただけるのではないかと思います。
本年度も自分でそだとうとしている子ども達の心に沿い、どの子も本来持っている創造する力を、存分に発揮できる環境をつくってゆきたいと思います。2018年度もスタッフ一同よろしくお願い致します。
2018年4月①アトリエ講師 星野由香
4月の子ども達の姿は、どんなにわくわくしているか、どんなにうれしいか、また、どれだけ不安があるかかが伝わってきて、子ども達の一喜一憂するひたむきさに胸のあつくなる思いがします。そしてあらためて、子どもの心に沿う、ということを思います。
アトリエ第1回目は、例年通り、球からはじまります。球は形体の中で最も単純な形であり、最も人間が遊びやスポーツの中で活用している形でもあります。この単純な一個のボール遊びから子ども達が得ているものは計り知れません。赤ちゃんは物(ボール)があれば<存在>、働きかけます<所有>。働きかけたことによって新しい事態が生まれます<生成>。そしてそこからまた、新しいものを発見し、発見したことを表現し、また新しい事態が生まれてくる。その繰り返しが創造活動の源泉となります。赤ちゃんとのボール遊びはすでに創造的活動のはじまりです。また、ボールを<現在>持っているということと、<過去>に持っていたということから、再び持つだろうという<未来>の観念も理解され、時間の感覚が育ちます。更に<上下><左右><前後>の知覚も生まれます。物事を客観的に認識してゆくうえでなくてはならない九つの知覚を1個のボール遊びによって発達させているのです。説明がないと難しいかもしれませんが、詳しくは遊びの創造共育法②P97/98/99に書いてありますので、是非読んでください。その視点から、今週、子ども達がやっていることを見て頂くと、より深くアトリエ活動をご理解いただけるのではないかと思います。
本年度も自分でそだとうとしている子ども達の心に沿い、どの子も本来持っている創造する力を、存分に発揮できる環境をつくってゆきたいと思います。2018年度もスタッフ一同よろしくお願い致します。
2018年4月①アトリエ講師 星野由香