<多様と統一>
―限られたものから多様性を見つけ出すー
先週の活動は、正三角形をテーマに三角錐のオブジェをつくりました。親子・幼児コピカでは作品を作る前に正六角形のミニパズル遊びをしたのですが、面白かったのは、その前の見立て遊びで、わずか5種類くらいのパーツの見立て遊びで幼児クラスの子ども達が盛り上がったこと。(アトリエでは大抵の場合、はじめは見立て遊びを行いパターン遊びや認識探求活動に移行しています。)限られた形でこれだけの種類が出来る!ということが面白かったようです。こういうことで盛り上がれる子ども達っていいですよね。今の時代は、なんでもクリックするだけで一つの答えをすぐ導き出せてしまう、すぐの便利なものが揃う、それが当たり前の生活になっていますから、こうした限られたものであらゆる多様性を導き出す遊びはとても重要であると思いました。
<環境づくりが大切です>本物で遊び、本物に学ぶ
それから全24種類のパズルに挑戦。図形遊びも含め、アトリエではよくこういう遊びをするので当たり前のように思いますが、環境がなければ1歳や2歳で正確な六角形を目にすることや、自分で形体を組み合わせて六角形を作ってみる体験は普通はないですよね。小学生になって図形を習うときにはじめて意識するという子も少なくないと思います。
不思議なのは1歳のお子さんでもピッタリ入るととても嬉しそうな表情を見せてくれること。子どもが本質的にこういう遊びを好むことは20年の経験でわかってはいるけれど、“この形をこのボードにピッタリと入れる遊びをしている”と1歳児がちゃんと理解しているということも驚きです。2歳さんに至っては、難しい組み合わせと簡単な組み合わせをなんとなくわかってたことも驚きでした。正三角形・平行四辺形・等脚台形・直角不等辺三角形・鈍角二等辺三角形の5種類で24通りの組み合わせができます。入会時にお求め頂いている遊びの創造共育法⑥のP24P25に全組み合わせの表がありますので、お家でやってみてください。アトリエでは、できれば集団用の六角モザイクをおすすめしていますが、ケルンモザイク六角ミックスセットも全ての形が適量に入っているのでおすすめです。
今、ペイペイキャンペーンで期間中5000円上限で20%戻ってきます。会員価格で5%引きプラス1,000円引きになるので、是非8月中にお求めくださいね。絵本も5,000円購入で1,000円引になりますよ(一人1回)。
<真摯な大人の態度と姿勢>子どもを信頼して手渡すことが大切
作品づくりではスチロールカッターをつかってスチレンペーパーをカットして着色し、正三角形のオブジェをつくりました。スチロールカッターは熱で焼いて切るので正しく使わなければ危険な道具でもあります。和久先生もYouTubeで言っていましたが、危険だからと言っていつも取り除いてしまうと、危険にたいしての抵抗力がなくなってしまい、危険な時の瞬時な判断力が身に付きません。これは指導者も同じで自身に体験がなければ、どの程度の危険で、どの年齢の子ども達が対応できるのかがわからなかったり、発達年齢はあっても子どもそれぞれ、時々で違う行動をとることを甘く考えてしまうこともあります。お互いに体験なのだと思います。こういう時は子ども達の心を落ち着いた状態にしてから、子ども扱いをせずに真摯な態度で使い方と危険性を伝えれば、子ども達の心に必ず伝わります。今回もふざけてやる子は一人もいませんでした。脅かしたり、怖がらせたりして気を付けさせるのではなく、大人の真摯な態度、自分たちを子ども扱いしていない姿勢がお互いの信頼関係を生み出し、子ども達が答えをくれるのだと思います。どんなことに対しても言えることなのかもしれませんね。
8月中は楽しい活動が続きます。体調には気を付けて、元気に参加してください。子ども時代は1回しかありません。夏は一番子ども達が輝く季節。子どもの時間は子どものもの、子どもの人生は子どものもの。こんな子どもに育てようとするのではなく、どんな子に育っていくのか、どう育ちたいのかを応援してあげたいですね。大人になって思い返した時に、楽しくて楽しくて仕方なかった思い出として残るように、短い夏を思いっきり楽しませてあげましょう!!
アトリエからの注意事項
※駐車場は大変危険です。このところ危ない場面が何回かありました。駐車場に子どもだけで出ないように、また子どもから目を離さないようにお願い致します。
※駐車が苦手な方は、第2駐車場もありますので混雑時はそちらもご利用いただけます。
※用水路の板を動かしたり、田んぼをさわったりすると農家の方に大変なご迷惑をおかけします。子ども達は言い聞かせていても、遊びだすと悪気なく興味で動かしたり、入ってしまったりしてしまうので、保護者が管理してくださいます様、お願い致します。
2021年8月① アトリエ講師 星野由香
―限られたものから多様性を見つけ出すー
先週の活動は、正三角形をテーマに三角錐のオブジェをつくりました。親子・幼児コピカでは作品を作る前に正六角形のミニパズル遊びをしたのですが、面白かったのは、その前の見立て遊びで、わずか5種類くらいのパーツの見立て遊びで幼児クラスの子ども達が盛り上がったこと。(アトリエでは大抵の場合、はじめは見立て遊びを行いパターン遊びや認識探求活動に移行しています。)限られた形でこれだけの種類が出来る!ということが面白かったようです。こういうことで盛り上がれる子ども達っていいですよね。今の時代は、なんでもクリックするだけで一つの答えをすぐ導き出せてしまう、すぐの便利なものが揃う、それが当たり前の生活になっていますから、こうした限られたものであらゆる多様性を導き出す遊びはとても重要であると思いました。
<環境づくりが大切です>本物で遊び、本物に学ぶ
それから全24種類のパズルに挑戦。図形遊びも含め、アトリエではよくこういう遊びをするので当たり前のように思いますが、環境がなければ1歳や2歳で正確な六角形を目にすることや、自分で形体を組み合わせて六角形を作ってみる体験は普通はないですよね。小学生になって図形を習うときにはじめて意識するという子も少なくないと思います。
不思議なのは1歳のお子さんでもピッタリ入るととても嬉しそうな表情を見せてくれること。子どもが本質的にこういう遊びを好むことは20年の経験でわかってはいるけれど、“この形をこのボードにピッタリと入れる遊びをしている”と1歳児がちゃんと理解しているということも驚きです。2歳さんに至っては、難しい組み合わせと簡単な組み合わせをなんとなくわかってたことも驚きでした。正三角形・平行四辺形・等脚台形・直角不等辺三角形・鈍角二等辺三角形の5種類で24通りの組み合わせができます。入会時にお求め頂いている遊びの創造共育法⑥のP24P25に全組み合わせの表がありますので、お家でやってみてください。アトリエでは、できれば集団用の六角モザイクをおすすめしていますが、ケルンモザイク六角ミックスセットも全ての形が適量に入っているのでおすすめです。
今、ペイペイキャンペーンで期間中5000円上限で20%戻ってきます。会員価格で5%引きプラス1,000円引きになるので、是非8月中にお求めくださいね。絵本も5,000円購入で1,000円引になりますよ(一人1回)。
<真摯な大人の態度と姿勢>子どもを信頼して手渡すことが大切
作品づくりではスチロールカッターをつかってスチレンペーパーをカットして着色し、正三角形のオブジェをつくりました。スチロールカッターは熱で焼いて切るので正しく使わなければ危険な道具でもあります。和久先生もYouTubeで言っていましたが、危険だからと言っていつも取り除いてしまうと、危険にたいしての抵抗力がなくなってしまい、危険な時の瞬時な判断力が身に付きません。これは指導者も同じで自身に体験がなければ、どの程度の危険で、どの年齢の子ども達が対応できるのかがわからなかったり、発達年齢はあっても子どもそれぞれ、時々で違う行動をとることを甘く考えてしまうこともあります。お互いに体験なのだと思います。こういう時は子ども達の心を落ち着いた状態にしてから、子ども扱いをせずに真摯な態度で使い方と危険性を伝えれば、子ども達の心に必ず伝わります。今回もふざけてやる子は一人もいませんでした。脅かしたり、怖がらせたりして気を付けさせるのではなく、大人の真摯な態度、自分たちを子ども扱いしていない姿勢がお互いの信頼関係を生み出し、子ども達が答えをくれるのだと思います。どんなことに対しても言えることなのかもしれませんね。
8月中は楽しい活動が続きます。体調には気を付けて、元気に参加してください。子ども時代は1回しかありません。夏は一番子ども達が輝く季節。子どもの時間は子どものもの、子どもの人生は子どものもの。こんな子どもに育てようとするのではなく、どんな子に育っていくのか、どう育ちたいのかを応援してあげたいですね。大人になって思い返した時に、楽しくて楽しくて仕方なかった思い出として残るように、短い夏を思いっきり楽しませてあげましょう!!
アトリエからの注意事項
※駐車場は大変危険です。このところ危ない場面が何回かありました。駐車場に子どもだけで出ないように、また子どもから目を離さないようにお願い致します。
※駐車が苦手な方は、第2駐車場もありますので混雑時はそちらもご利用いただけます。
※用水路の板を動かしたり、田んぼをさわったりすると農家の方に大変なご迷惑をおかけします。子ども達は言い聞かせていても、遊びだすと悪気なく興味で動かしたり、入ってしまったりしてしまうので、保護者が管理してくださいます様、お願い致します。
2021年8月① アトリエ講師 星野由香