※第2駐車場のご利用にご協力頂きありがとうございます。
<かずの木の魅力>構成遊び
先週はピカソクラスは作品作りの前にかずの木で遊びました。10は1本、1から9は2本ずつにするとちょうど100になるのでアトリエではこのセットを作って遊ぶことが多いです。(お家でも巾着袋などに入れてそのセットだけで遊んでもいいと思います。)はじめはなんらかの法則をつくって構成遊びをしてもらいました。ピカソクラスの子達はこういうのは楽勝ですね。次々に思いつくデザイン。この感性をそのままもって大人になってもらいたい。みんなとても素敵でした。
<かずの木パズル> 大人もハマります
その後は全員のを真ん中に集めてちょうど100の入るトレイを持って「よ~いドンっ」でパズル遊び。なのですが、それではピカソクラスには簡単すぎるので1・2・3の小さい数を減らしました。例えば2.4をとって変わりに6を入れる。みたいな感じで大きい数に交換してからはじめると難易度が超アップ。かなり難しいパズルができてやりごたえがありました。アトリエの子達はこういう遊びが好きな子が多くすぐはまってくれます。終わってからもやっている子もたくさんいましたね。大人がやってもやりごたえがある遊びでした。
この前週は、別紙の「ピンボードの遊び」を読み上げて指示通りの位置にビーズを入れる遊びをしました。集中力と聞く力と図形能力が必要な遊びです。ピカソクラスでは毎年1回はやっていて、大抵、半分以上の子はできるのですが、今回は驚くべきことにどのクラスも出来たのが一人か二人。ちょっと心配になりました。もともとこういうのが苦手なタイプの子もいますが、例年と比べて極端に聞く力と集中力が低下してきているのではないかと思います。これまでと違うことと言えばやはりコロナでしょうか。常に話している相手の口元が見えないこと、YouTube視聴の時間が増えたこと、いろんな原因が考えられます。これが出来た子達は、お家にかずの木があるということもあるのですが、かずの木のパズルも出来ていた子が多いです。
それと、読書家の子達。ほるぷ子ども図書館をご家庭に揃えていて幼いころに良書の読み聞かせをしっかりしてもらった子、YouTubeなどのをあまり見ていないという共通点がありました。はっきりとした原因はわかりませんが、おそらくコロナ禍の教育弊害であるように感じて不安です。他にもあるだろうし、これからも出てくるでしょうね。かずの木のパズルは私がてこずったものや出来なかったものも、さらっとやってしまったりする子もたくさんいて、そこは変わりなくてやっぱりこの子達はすごいと安心したのですが、(ちなみに山下先生は迷い時間3秒くらいでできていました。恐るべし82歳(笑)。)だとするとやはり聞く力の低下なのかなあと危惧しています。特に3年生以上になると読み聞かせをしているご家庭は少ないですから、乳児期、幼児期の読み聞かせの質と量がこの時期の読解力・言語能力、語彙力に影響してきます。そしてこの力を育てる最初の力は聞く力です。今回のピカソクラスの子ども達の様子を目にして、やはり幼い時期の読み聞かせの質と量が重要であることを思いました。今、大人になっている開校当時の子ども達と比べたら読み聞かせの量がものすごく少なくなっていることを感じています。山下先生がいる時と比べたら絵本のお話をする機会も少なくなっているので私自身の反省でもあります。絵本も積木と同じで絵本ならなんでも良いというわけではありません。数があればいいというわけでもありません。絵本も本物であること、それと文学性があることが必須条件です。絵本ではなく幼子のための文学。それを選ぶのは非常に難しく、自分で選べるという人はまずいません。たくさん絵本を読んであげたのに読書につながらないという場合は選書に問題があることが多いです。字が読めることと本が読めることは違うということ。また絵本についてのお話もさせていただく機会があればと思います。ご興味のある方は個人的に聞いてくださいね。
以前に書いた「ほるぷ子ども図書館でそだった子ども達」という文章を書き直している途中です。仕上がりましたら希望者にお渡ししますね。ほるぷ絵本館の読書につながっていく読み聞かせをしてみたいという方は、星野までお声かけください。少々辛口なのでそちらをご了承頂いたうえでお読みくださいね(笑)。
※かずのきのミックスセットのご注文を、続々と頂いております。アトリエはすでにカラーのフルセットをお持ちの方が多く、白木の美しさも捨てがたいと思っていた方がほとんどなので、白木のハーフセットが大人気になっています。台数も少ないのでお早目にお申込みください。
2021年10月① アトリエ講師 星野由香
<かずの木の魅力>構成遊び
先週はピカソクラスは作品作りの前にかずの木で遊びました。10は1本、1から9は2本ずつにするとちょうど100になるのでアトリエではこのセットを作って遊ぶことが多いです。(お家でも巾着袋などに入れてそのセットだけで遊んでもいいと思います。)はじめはなんらかの法則をつくって構成遊びをしてもらいました。ピカソクラスの子達はこういうのは楽勝ですね。次々に思いつくデザイン。この感性をそのままもって大人になってもらいたい。みんなとても素敵でした。
<かずの木パズル> 大人もハマります
その後は全員のを真ん中に集めてちょうど100の入るトレイを持って「よ~いドンっ」でパズル遊び。なのですが、それではピカソクラスには簡単すぎるので1・2・3の小さい数を減らしました。例えば2.4をとって変わりに6を入れる。みたいな感じで大きい数に交換してからはじめると難易度が超アップ。かなり難しいパズルができてやりごたえがありました。アトリエの子達はこういう遊びが好きな子が多くすぐはまってくれます。終わってからもやっている子もたくさんいましたね。大人がやってもやりごたえがある遊びでした。
この前週は、別紙の「ピンボードの遊び」を読み上げて指示通りの位置にビーズを入れる遊びをしました。集中力と聞く力と図形能力が必要な遊びです。ピカソクラスでは毎年1回はやっていて、大抵、半分以上の子はできるのですが、今回は驚くべきことにどのクラスも出来たのが一人か二人。ちょっと心配になりました。もともとこういうのが苦手なタイプの子もいますが、例年と比べて極端に聞く力と集中力が低下してきているのではないかと思います。これまでと違うことと言えばやはりコロナでしょうか。常に話している相手の口元が見えないこと、YouTube視聴の時間が増えたこと、いろんな原因が考えられます。これが出来た子達は、お家にかずの木があるということもあるのですが、かずの木のパズルも出来ていた子が多いです。
それと、読書家の子達。ほるぷ子ども図書館をご家庭に揃えていて幼いころに良書の読み聞かせをしっかりしてもらった子、YouTubeなどのをあまり見ていないという共通点がありました。はっきりとした原因はわかりませんが、おそらくコロナ禍の教育弊害であるように感じて不安です。他にもあるだろうし、これからも出てくるでしょうね。かずの木のパズルは私がてこずったものや出来なかったものも、さらっとやってしまったりする子もたくさんいて、そこは変わりなくてやっぱりこの子達はすごいと安心したのですが、(ちなみに山下先生は迷い時間3秒くらいでできていました。恐るべし82歳(笑)。)だとするとやはり聞く力の低下なのかなあと危惧しています。特に3年生以上になると読み聞かせをしているご家庭は少ないですから、乳児期、幼児期の読み聞かせの質と量がこの時期の読解力・言語能力、語彙力に影響してきます。そしてこの力を育てる最初の力は聞く力です。今回のピカソクラスの子ども達の様子を目にして、やはり幼い時期の読み聞かせの質と量が重要であることを思いました。今、大人になっている開校当時の子ども達と比べたら読み聞かせの量がものすごく少なくなっていることを感じています。山下先生がいる時と比べたら絵本のお話をする機会も少なくなっているので私自身の反省でもあります。絵本も積木と同じで絵本ならなんでも良いというわけではありません。数があればいいというわけでもありません。絵本も本物であること、それと文学性があることが必須条件です。絵本ではなく幼子のための文学。それを選ぶのは非常に難しく、自分で選べるという人はまずいません。たくさん絵本を読んであげたのに読書につながらないという場合は選書に問題があることが多いです。字が読めることと本が読めることは違うということ。また絵本についてのお話もさせていただく機会があればと思います。ご興味のある方は個人的に聞いてくださいね。
以前に書いた「ほるぷ子ども図書館でそだった子ども達」という文章を書き直している途中です。仕上がりましたら希望者にお渡ししますね。ほるぷ絵本館の読書につながっていく読み聞かせをしてみたいという方は、星野までお声かけください。少々辛口なのでそちらをご了承頂いたうえでお読みくださいね(笑)。
※かずのきのミックスセットのご注文を、続々と頂いております。アトリエはすでにカラーのフルセットをお持ちの方が多く、白木の美しさも捨てがたいと思っていた方がほとんどなので、白木のハーフセットが大人気になっています。台数も少ないのでお早目にお申込みください。
2021年10月① アトリエ講師 星野由香