<今この瞬間の成長が子どもを変える>“絵本と積木と子ども達”
先週の積木は毎回のことですが、子ども達の想像する力、創造する力に圧倒される毎日でした。
特にこの時期の親子コピカの子ども達の成長は目覚ましく、絵画の時もそうでしたがやり遂げた後の達成感に満ちた表情が印象に残る1週間となりました。今年3歳になったNちゃんは、つくることが大好きなので大抵の活動は楽しんでやり遂げますが、今回の積木にむかう姿勢はこれまで見せてくれていた姿とは違っていました。素直に創造の世界に入り込んで、集中して物事にとりくめた後の爽快感が体中から感じられました。多分、本人にとってもこれまで感じたことのない感覚だったのではないでしょうか。表情がまるで違う。この子は今この瞬間に飛躍的な成長を遂げた、と感じました。
子ども達をみていると、“今この瞬間があったのとなかったのとでは、この先の成長が全然違う”という瞬間があります。そういう時間と空間をつくり出すことが、アトリエの一番の役割であり、私自身にとっても最も喜びを感じる時だとその姿を見た時にいつも思います。
どの子にもそういう瞬間をつくってあげたい、きっと子ども達はそれまでとは世界が違って見えているはずです。もちろん自分自身の姿も。Nちゃんのその姿をつくりだしたのは、アトリエでの積み重ねともうひとつ理由があります。それは絵本の読み聞かせ体験です。ほるぷ絵本館でおすすめしている絵本のセットをお母さんが購入されてから、Nちゃんの絵本を聞く姿も劇的に変わりました。今回の積木の活動と絵本の読み聞かせ、それからかずの木をご家庭に迎えられたことは全てつながっています。Nちゃんの絵本を聞く姿やかずの木で遊ぶ姿に喜びを感じたお母さんの気持ちも伝わっているのだと思います。子どもの成長は植物と同じで、日々の積み重ねが水やりとなり、ある日突然芽がでます。必ず、どの子も。その成長に素直に従い、無理せず不自然なことはせず、その子に応じて種をまき、水をあげて、日の光をあげて、時には木影をつくり、自然な成長を見守っていけば、必ず豊な実りとなる日がきます。親ができるのはそんな子ども達を援助(応援)することと環境をつくってあげること。
日常が一番子ども達に影響を与えます。ご家庭の環境づくりはとても大切ですね。
<一度信じてやってみて> 卒業生のお母さんの言葉
先日、卒業生のお母さんにスーパーYAMADA(星野先生はYAMADA好き(笑))でばったりと会いました。在籍中はよく「先生、ほんまに先生の言う通りにしてるからね。それしかしてないけど、ほんっとに大丈夫?他のことなんもしてないで。本間に大丈夫やね」?」と何度も何度も聞かれました(笑)。
ほるぷ子ども図書館を全部揃えて、童具も必要なものは全て揃えて、アトリエも6年生まで通ってくれて、お子さんが6年生になった時、「先生の言う通りになったわ(笑)。」と言ってくれました。
(同じクラスだったお母さん達は誰のことかわかりますよね(笑)。)が、きのうお会いしてお話していたら、本当に確信したのは中学生になってからなんだそうです。
小学生の時は読書家に育ち、心も優しい子になってそれはそれでいいと思っていたけど、中学になってから「これはアトリエのおかげ、これは積木のおかげ、これは本のおかげ」ということがたくさんあって、本当にそうなったと確信できるのだそうです。今のアトリエのお母さん達にそのことを話してあげていと言ってました。「大丈夫だから。1回信じて徹底してやってみて。絶対に大丈夫だから。」とあの頃の私にも言ってあげたいとおっしゃっていました。すぐに結果がでるわけじゃないから、ご自身も悩みながら、迷いながらやってきたから、その気持ちがわかるからこそ言ってあげたいのだそうです。子ども達自身が、そう言ってくれることもあります。
またいつか卒業生のお母さん達との座談会ができたらいいなあと思いました。
先日、アトリエのお母さんが、“小さいころから見ているアトリエの子ども達も、お母さん達もお父さん達もまるで親戚のようだ“とお話してくださり、もう何年も前に3人兄弟が卒業したお母さんが「アトリエは大きな家族」と言ってくれたことを思いだしました。本当にそうです。みんな一人ではありません。これからもみんなで子ども達の成長を見守っていきましょうね。そして、しんどい時、つらい時、心が折れそうなとき、大人同士も助け合っていきましょう。アトリエならではの答えが見つかるかもしれません。
2021年、大変お世話になりました。
来年もよろしくお願い致します。
2021年12月③アトリエ講師 星野由香
先週の積木は毎回のことですが、子ども達の想像する力、創造する力に圧倒される毎日でした。
特にこの時期の親子コピカの子ども達の成長は目覚ましく、絵画の時もそうでしたがやり遂げた後の達成感に満ちた表情が印象に残る1週間となりました。今年3歳になったNちゃんは、つくることが大好きなので大抵の活動は楽しんでやり遂げますが、今回の積木にむかう姿勢はこれまで見せてくれていた姿とは違っていました。素直に創造の世界に入り込んで、集中して物事にとりくめた後の爽快感が体中から感じられました。多分、本人にとってもこれまで感じたことのない感覚だったのではないでしょうか。表情がまるで違う。この子は今この瞬間に飛躍的な成長を遂げた、と感じました。
子ども達をみていると、“今この瞬間があったのとなかったのとでは、この先の成長が全然違う”という瞬間があります。そういう時間と空間をつくり出すことが、アトリエの一番の役割であり、私自身にとっても最も喜びを感じる時だとその姿を見た時にいつも思います。
どの子にもそういう瞬間をつくってあげたい、きっと子ども達はそれまでとは世界が違って見えているはずです。もちろん自分自身の姿も。Nちゃんのその姿をつくりだしたのは、アトリエでの積み重ねともうひとつ理由があります。それは絵本の読み聞かせ体験です。ほるぷ絵本館でおすすめしている絵本のセットをお母さんが購入されてから、Nちゃんの絵本を聞く姿も劇的に変わりました。今回の積木の活動と絵本の読み聞かせ、それからかずの木をご家庭に迎えられたことは全てつながっています。Nちゃんの絵本を聞く姿やかずの木で遊ぶ姿に喜びを感じたお母さんの気持ちも伝わっているのだと思います。子どもの成長は植物と同じで、日々の積み重ねが水やりとなり、ある日突然芽がでます。必ず、どの子も。その成長に素直に従い、無理せず不自然なことはせず、その子に応じて種をまき、水をあげて、日の光をあげて、時には木影をつくり、自然な成長を見守っていけば、必ず豊な実りとなる日がきます。親ができるのはそんな子ども達を援助(応援)することと環境をつくってあげること。
日常が一番子ども達に影響を与えます。ご家庭の環境づくりはとても大切ですね。
<一度信じてやってみて> 卒業生のお母さんの言葉
先日、卒業生のお母さんにスーパーYAMADA(星野先生はYAMADA好き(笑))でばったりと会いました。在籍中はよく「先生、ほんまに先生の言う通りにしてるからね。それしかしてないけど、ほんっとに大丈夫?他のことなんもしてないで。本間に大丈夫やね」?」と何度も何度も聞かれました(笑)。
ほるぷ子ども図書館を全部揃えて、童具も必要なものは全て揃えて、アトリエも6年生まで通ってくれて、お子さんが6年生になった時、「先生の言う通りになったわ(笑)。」と言ってくれました。
(同じクラスだったお母さん達は誰のことかわかりますよね(笑)。)が、きのうお会いしてお話していたら、本当に確信したのは中学生になってからなんだそうです。
小学生の時は読書家に育ち、心も優しい子になってそれはそれでいいと思っていたけど、中学になってから「これはアトリエのおかげ、これは積木のおかげ、これは本のおかげ」ということがたくさんあって、本当にそうなったと確信できるのだそうです。今のアトリエのお母さん達にそのことを話してあげていと言ってました。「大丈夫だから。1回信じて徹底してやってみて。絶対に大丈夫だから。」とあの頃の私にも言ってあげたいとおっしゃっていました。すぐに結果がでるわけじゃないから、ご自身も悩みながら、迷いながらやってきたから、その気持ちがわかるからこそ言ってあげたいのだそうです。子ども達自身が、そう言ってくれることもあります。
またいつか卒業生のお母さん達との座談会ができたらいいなあと思いました。
先日、アトリエのお母さんが、“小さいころから見ているアトリエの子ども達も、お母さん達もお父さん達もまるで親戚のようだ“とお話してくださり、もう何年も前に3人兄弟が卒業したお母さんが「アトリエは大きな家族」と言ってくれたことを思いだしました。本当にそうです。みんな一人ではありません。これからもみんなで子ども達の成長を見守っていきましょうね。そして、しんどい時、つらい時、心が折れそうなとき、大人同士も助け合っていきましょう。アトリエならではの答えが見つかるかもしれません。
2021年、大変お世話になりました。
来年もよろしくお願い致します。
2021年12月③アトリエ講師 星野由香