<アトリエは形がテーマ>“毎年恒例のボール遊び”
毎年、4月は球がテーマ。今年もたくさんのボールで遊びました。はじめは的に向かってストラッグアウト。単純な遊びですがとても盛り上がります。飛んできたボールを子ども達の方に転がしていると、そのうち先生に当てだす子がどのクラスにも必ずいてそこからは先生対子どものボールの当てあい(笑)。当然ですがめっちゃ楽しいの!!!ですが、息があがるくらいやっているのにまだ10分たっていない、、、おそらく子ども達はこのテンションでずっと遊び続けられることを思うと子どもの遊びに対してのエネルギーや楽しさを求める意欲のパワーはすごいものがあるとつくづく思います。だから遊びから得るものが多いのでしょうね。どこからみても形の変わらない単純な秩序を持つ球が子ども達に与えてくれる知覚や四肢の発達はこの時期にしか得れないものが多くあります。今、子どもを遊ばせてくれるものや場所がたくさんありますから、意外と子どもとじっくりボール遊びをしたことがないという人も多くなりました。是非、お子さんの小さいうちは日常にボール遊びのできる環境をつくってあげてください。童具館のママボールはちょっとした遊びならお家の中でも楽しんで頂ける持っていて頂きたい童具です(3個¥850)。また、カラーボールはピタゴラスイッチを作ったりする時には必須、積木遊びの幅も広がります。(ボールのみ 6個¥5,200)童具館の積木は基尺が完璧に揃っているので、自ずと遊びのバリエーションが増え他のものと組み合わせると無限に遊びの提案ができます。
<基尺が揃っているからできる> 数量幾何の遊び
ひとしきりボールで遊んでからは積木でボールが転がるコースづくり。はじめは22.5mmの高さにあわせて直方体・くむくむパーツ・かずの木をパズルのように敷き詰めていきました。囲まれた空間をピッタリ埋めていくという活動はどの年齢の子ども達も大好きです。最後に机が積木で敷き詰められるまで殆どの子ども達が集中してやっていました。その後、直方体を抜いてそこに角柱や立方体と正方板を入れて凹凸やトンネルつくったり、くむくむで歯車をつくったり、かずの木を反対に差し込んでプロペラにしたりしてコースの仕掛けをつくりました。その後はボールを転がしてコリントゲーム。入った点数のかずの木をトレイに入れていって、先にいっぱいになった人が勝ちというゲームをしました。はじめのパズルもそうなのですが、子ども達と遊んでいて、かずの木はやはり算数に直結していくということを実感しました。パズルでどのかずの木を入れたらピッタリになるのかを考えることも、入った点数のかずの木をトレイに入れることも、自分の点数を数えることもみんな算数です。もちろん算数の為にかずの木で遊んでいるわけではないしそれが目的ではないけれど、
数や量の理解が子ども達の中でどのように行われているのかを感じながら遊ぶ姿を見ていると、気づくことがたくさんありました。
<かずの木は算数に直結します>10までの数の考察で土台をつくる
先週は春休み中でしたので親子コピカの時にお兄ちゃんお姉ちゃんが一緒に来ていたのでアトリエが終わってから年長さんとかずの木で数とりゲームをして遊んでみました。まだ足し算はしないので出た数字を素直にそのまま入れていきます。その時3がなくなったので1と2でも3と同じ量になることを見せるとそれからは3や4がなくなっても1と2で3,2と2で4,1と3で4というように同じ量にすればいいということが理解できていました。また10との両替の仕方や点数の数え方、必ず10にしてから次の列に入れることなどもすぐ理解して、私と遊んだほんの30分くらいでも多くのことを学びとっていて、改めてかずの木ってやっぱりすごいなと思いました。10までの数の遊びにより、10までの数の考察がしっかりとできます。なんでもそうですが土台がしっかりつくられていないと、高く積み上げることはできません。子どもの遊びを見ていたらかずの木がというより遊びの中に数量や図形的な要素が含まれてるのものが多いということに気づきます。
<フレーベル人間の教育>数量関係の知識は幼児の生命を著しく高める
フレーベルは人間の教育の中で、“幼児の中にある計数能力の発達や形成によって、幼児の知識の範囲やかれの生命の正解がさらに拡大するし、またこの発達によって、かれの内面の本質的な要求や、精神のある種の渇望が充たされてくるようになる・・・数量関係の知識は、幼児の生命を著しく高めるものである”(岩波新書 人間の教育より抜粋)と幼児の数量の理解を得ることで幼児の世界がどんなに豊になっていくのかを書いています。ただ、これは幼児に数を唱えさせたり書かせたり、計算させたりするということではありません。むしろそれはするべきではない、得るものより奪われるものの方が多いというようなことも書いています。ではそれはどういうことなのか、何が違うのかということをまた、次回アトリエ通信にてお伝えしたいと思います。
※次回のピカソクラスは料理を再開します。アレルギーのある方は事前に食材の確認をお願い致します。月2回の方は料理の回に来れない方もいらっしゃいますが、次回に来れるようにスケジュールを組んでいますので、そのためのお振替はご遠慮くださいます様お願い致します。
※かずの木のピンとサイコロが足りないというお話をよく聞きますので、まとめて注文をします。
ご希望の方はスタッフまでお申込みください。
かずの木 ピン 100本入り ¥1,200 サイコロ 高いです \1,056 \1,120
2022年4月②アトリエ講師 星野由香
毎年、4月は球がテーマ。今年もたくさんのボールで遊びました。はじめは的に向かってストラッグアウト。単純な遊びですがとても盛り上がります。飛んできたボールを子ども達の方に転がしていると、そのうち先生に当てだす子がどのクラスにも必ずいてそこからは先生対子どものボールの当てあい(笑)。当然ですがめっちゃ楽しいの!!!ですが、息があがるくらいやっているのにまだ10分たっていない、、、おそらく子ども達はこのテンションでずっと遊び続けられることを思うと子どもの遊びに対してのエネルギーや楽しさを求める意欲のパワーはすごいものがあるとつくづく思います。だから遊びから得るものが多いのでしょうね。どこからみても形の変わらない単純な秩序を持つ球が子ども達に与えてくれる知覚や四肢の発達はこの時期にしか得れないものが多くあります。今、子どもを遊ばせてくれるものや場所がたくさんありますから、意外と子どもとじっくりボール遊びをしたことがないという人も多くなりました。是非、お子さんの小さいうちは日常にボール遊びのできる環境をつくってあげてください。童具館のママボールはちょっとした遊びならお家の中でも楽しんで頂ける持っていて頂きたい童具です(3個¥850)。また、カラーボールはピタゴラスイッチを作ったりする時には必須、積木遊びの幅も広がります。(ボールのみ 6個¥5,200)童具館の積木は基尺が完璧に揃っているので、自ずと遊びのバリエーションが増え他のものと組み合わせると無限に遊びの提案ができます。
<基尺が揃っているからできる> 数量幾何の遊び
ひとしきりボールで遊んでからは積木でボールが転がるコースづくり。はじめは22.5mmの高さにあわせて直方体・くむくむパーツ・かずの木をパズルのように敷き詰めていきました。囲まれた空間をピッタリ埋めていくという活動はどの年齢の子ども達も大好きです。最後に机が積木で敷き詰められるまで殆どの子ども達が集中してやっていました。その後、直方体を抜いてそこに角柱や立方体と正方板を入れて凹凸やトンネルつくったり、くむくむで歯車をつくったり、かずの木を反対に差し込んでプロペラにしたりしてコースの仕掛けをつくりました。その後はボールを転がしてコリントゲーム。入った点数のかずの木をトレイに入れていって、先にいっぱいになった人が勝ちというゲームをしました。はじめのパズルもそうなのですが、子ども達と遊んでいて、かずの木はやはり算数に直結していくということを実感しました。パズルでどのかずの木を入れたらピッタリになるのかを考えることも、入った点数のかずの木をトレイに入れることも、自分の点数を数えることもみんな算数です。もちろん算数の為にかずの木で遊んでいるわけではないしそれが目的ではないけれど、
数や量の理解が子ども達の中でどのように行われているのかを感じながら遊ぶ姿を見ていると、気づくことがたくさんありました。
<かずの木は算数に直結します>10までの数の考察で土台をつくる
先週は春休み中でしたので親子コピカの時にお兄ちゃんお姉ちゃんが一緒に来ていたのでアトリエが終わってから年長さんとかずの木で数とりゲームをして遊んでみました。まだ足し算はしないので出た数字を素直にそのまま入れていきます。その時3がなくなったので1と2でも3と同じ量になることを見せるとそれからは3や4がなくなっても1と2で3,2と2で4,1と3で4というように同じ量にすればいいということが理解できていました。また10との両替の仕方や点数の数え方、必ず10にしてから次の列に入れることなどもすぐ理解して、私と遊んだほんの30分くらいでも多くのことを学びとっていて、改めてかずの木ってやっぱりすごいなと思いました。10までの数の遊びにより、10までの数の考察がしっかりとできます。なんでもそうですが土台がしっかりつくられていないと、高く積み上げることはできません。子どもの遊びを見ていたらかずの木がというより遊びの中に数量や図形的な要素が含まれてるのものが多いということに気づきます。
<フレーベル人間の教育>数量関係の知識は幼児の生命を著しく高める
フレーベルは人間の教育の中で、“幼児の中にある計数能力の発達や形成によって、幼児の知識の範囲やかれの生命の正解がさらに拡大するし、またこの発達によって、かれの内面の本質的な要求や、精神のある種の渇望が充たされてくるようになる・・・数量関係の知識は、幼児の生命を著しく高めるものである”(岩波新書 人間の教育より抜粋)と幼児の数量の理解を得ることで幼児の世界がどんなに豊になっていくのかを書いています。ただ、これは幼児に数を唱えさせたり書かせたり、計算させたりするということではありません。むしろそれはするべきではない、得るものより奪われるものの方が多いというようなことも書いています。ではそれはどういうことなのか、何が違うのかということをまた、次回アトリエ通信にてお伝えしたいと思います。
※次回のピカソクラスは料理を再開します。アレルギーのある方は事前に食材の確認をお願い致します。月2回の方は料理の回に来れない方もいらっしゃいますが、次回に来れるようにスケジュールを組んでいますので、そのためのお振替はご遠慮くださいます様お願い致します。
※かずの木のピンとサイコロが足りないというお話をよく聞きますので、まとめて注文をします。
ご希望の方はスタッフまでお申込みください。
かずの木 ピン 100本入り ¥1,200 サイコロ 高いです \1,056 \1,120
2022年4月②アトリエ講師 星野由香